理事長の四季の花めぐり(109)〜黄色い花 (菜の花、パールアカシア、山茱萸、フリージア、ブルビネラ)

  • 2020.04.04 Saturday
  • 11:18

    

ナノハナ(菜の花)
回診の途中、五主町で撮影。風の強い中、黄色い花粉まみれとなり昆虫の気持ち。
若い葉は食用(アオナ) 、花をつけて鑑賞用(ナノハナ)、花のあとの種子より灯油(ナタネ)。
乳癌再発にて2010.8.12に64歳で亡くなった歌人 河野裕子氏の和歌
振りむかばなくなりさうな追憶の
ゆふやみに咲くいちめんの菜の花
また、おしどり夫婦と言われ、最愛の夫で歌人の永田和宏氏に送った彼女の絶筆の歌は
手をのべてあなたとあなたに触れたきに
息が足りないこの世の息が
司馬遼太郎の作品でNHKの長編ドラマとなった「菜の花の沖」に因み、司馬遼太郎の命日の2月12日は「菜の花忌」と言われます。

 

  

 

  

パールアカシア(パールミモザ、丸葉アカシア)
アカシアとミモザの名前の使いかたが曖昧であり、植物図鑑を読んでみてもこのモヤモヤは解決しませんでした。
ミモザアカシアとも言われます。
植樹した小さな苗がすくすく成長し、ようやく黄色い花をいっぱい咲かせました。
女性の政治的自由と平等を訴える日として、国連では3月8日を「国際婦人ディー」と定め「ミモザの日」といわれます。イタリアではこの日 女性への日頃の感謝を込め、ミモザ(アカシア)の花を贈る習慣があります。
イタリアのある街にて、飾られたミモザにより、街全体が輝くような黄色一色になる素敵なテレビ番組をみました。
以前大流行した西田佐知子の歌った懐かしい「アカシアの雨がやむとき」の歌のアカシアは「ニセアカシア」または「ハリエンジュ」と言われ別の種類です。

    

サンシュユ(山茱萸)
ハルコガネバナ(春黄金花)ともいわれ、春を告げる黄色の花の樹木です。
樹木全体が黄金のように、黄色く輝きます。
 

    

フリージア
和名 アサギスイセン(浅黄水仙)、コウセツラン(香雪蘭)
嘉祥苑の前庭に毎年群生に咲き誇ります。
花言葉は「純潔、友情、信頼」ですが、特に黄色いフリージアは「無邪気」
書かぬ日の日記の上にフリージア 神蔵噐
フリージア子に恋人のできたるらし 宇咲冬男
 

  

ブルビネラ(Bulbinella Floribunda)
ゆり科の植物で和名はハナアロエ(花蘆薈)英名はキャットテイル(猫の尻尾 cat’s tail)
嘉祥苑の駐車場の花水木の下に咲いてます。
花言葉は「試行錯誤」

理事長の四季の花めぐり(108)〜モクレン(木蓮) ヒヤシンス(風信子) ツクシ(土筆) 老犬

  • 2020.03.23 Monday
  • 09:10

  

  

モクレン(木蓮)
第二嘉祥苑「アコラス」の玄関前の木蓮が満開で、’山盛り天こ盛り,に咲いてます。
花が散ったあと、疲労により栄養失調になるのではないか?と心配です。
青空を背景に白い大きな花が誇らしげに咲いてます。
夏目漱石の難解語彙の多い小説「草枕」の11章より
余(よ)は石甃(いしだたみ)の上に立って、このおとなしい花が累々(るいるい)とどこまでも空裏(くうり)に蔓(はびこ)る様(さま)を見上げて、しばらく茫然としていた。眼に落つるは花ばかりである。葉は一枚もない。
木蓮(もくれん) の  花許(ばか)りなる  空を瞻(み)る
私も記念撮影しました。

    

ヒヤシンス(風信子)
30数年前、子供が小学生の時、学校で水栽培したヒヤシンスの球根を地植えにしました。
それ以来、毎年春になると、こちらが忘れているのに、律儀に定時に花を咲かせます。
ギリシャ神話で美青年のヒュアキントス(Hyakinthos)は医学の神アポロンと西風の神ゼピュロスとの男性同士の三角関係になり、ヒュアキントスがアポロンと円盤投げで楽しんでいるのに嫉妬したゼピュロスが、風を起こし、円盤がヒュアキントスに直撃し死亡します。
その血が地に流れてそこから生まれ咲いた花が、Hyacinth(ヒヤシンス)と言われます。
歌人 北原白秋の短歌に
ヒヤシンス薄紫に咲きにけり はじめて心顫(ふる)ひそめし日
この歌は隣家の年上の人妻との恋愛であり、不倫の歌です。
それにより、白秋は姦通罪として訴えられています。
歌人 木下利玄の短歌
二階より君と並びて肩ふれて 見下す庭のヒヤシンスかな
ヒヤシンスの花言葉は「悲しみを超えた愛」

    

  

ツクシ(土筆)
五主町の第二吉祥苑の近くを流れる碧川(あおかわ)の土手に沢山の土筆が顔を出していました。
明治の歌人、俳人 正岡子規は「つくし」が好きだったらしく「つくしほど食ふてうまきはなく・・・」と言っています。
子供の頃、食べた記憶はありますが、味は忘れました。
子規の短歌 (「仰臥漫録」より)
くれないの梅散るなへに故郷(ふるさと)に つくしつみにし春し思ほゆ
長い病床の子規は、梅にも土筆にも、目に映るにつけ、故郷を思ったのです。

 

我が家の老犬(お婆ちゃん)は寒い日は手だけ出して、部屋に引きこもりです。
もう春ですよ❗️

理事長の四季の花めぐり(107)〜ミツマタ(三椏) ウツギ(空木) ジンチョウゲ(沈丁花) タンポポ(蒲公英) シンピジウム

  • 2020.03.15 Sunday
  • 09:51

    

  

獅子舞
子供の頃、お寺の境内で行われる獅子舞が、楽しい年中行事の一つでした。
令和2年3月7日晴天。今年も春の訪れを告げる獅子舞が、笛や太鼓の音とともにやってまいりました。
今年も健康に過ごせますよう、頭を噛んでもらいました。
 

  

  

ミツマタ(三椏)の花
三椏の花が今年も満開です。ゴルフボールのようなコミックな形です。
和紙や貨幣紙の原料となります。葉は花が枯れてから出ます。
 

  

ウツギ(空木)の花
地味な花です。工事のため、クリニックの駐車場より移植しましたが、たくさんの小さな可愛い花を咲かせました。
茶花としても重宝されます。

 

  

  

ジンチョウゲ(沈丁花)の花
窓を開けると沈丁花の芳香が部屋に入ってきます。
三大香木とは
春咲く 沈丁花(ジンチョウゲ)
夏咲く 梔子(クチナシ)
秋咲く 金木犀( キンモクセイ)
学名はDaphne Odora(ダフネ  オドラ)  Daphneはギリシア神話の女神で、女好きな太陽神アポロンに追い詰められ、困り果てて月桂樹に変身しました。これにより月桂樹もDaphneと呼ばれます。
Odoraは芳香を放つという意味で、沈丁花と月桂樹は葉の形が似ており、このような学名がついたといわれます。芳香を放つ月桂樹ということですね。
佐々木信綱の沈丁花の和歌をニ首
・沈丁花ほのかにかをる宵やみの 道を今宵もゆきかへりせし
・若き日の夢は浮かびて沈丁花 やみのさ庭に香のただよへば
 

  

タンポポ(蒲公英)
五主町の田んぼの畔にタンポポを見つけ写真を撮りました。
30年以上前、小学生の子どもの宿題に「日本タンポポと西洋タンポポの相異を観察せよ」とあり、子どもを連れて野原に行ったことが懐かしく思い出されました。
よく見ると近くにツクシ( 土筆)も顔を出していました。

 

シンピジウム
嘉祥苑でシンピジウムをいただくと、花の枯れた後にもう一度咲かせてみようと試みますが、これまで一度も成功しませんでした。ですが、今回初めて花芽をつけることが出来ました。😊バンザイ!
シンピジウム置きたる書斎リルケ読む 野地二見

理事長の四季の花めぐり(106)〜河津桜 桃 春の花

  • 2020.03.02 Monday
  • 17:12

  

  

笠松河津桜
令和2年2月27日 五主町の特別養護老人ホーム 第二吉祥苑への回診の途中。

暖冬のためか、早くも満開に近い河津桜🌸(カワヅサクラ)を見ました。春一番と思えるような突風の中で撮りました。
 

    

桃の節句
ひな祭りに、子供の頃より馴染んだ雛人形を出しました。
女の子の節句ですが男の子も楽しみました。
桃の節句ともいいます。
枯れた桃の木の切株の端から出た新しい枝(ひこばえ 蘖)から桃の花が咲きました。
大きな桃の樹木に育って欲しい。

 

春が近づき、ようやく殺風景だった庭も色々の花で色づいてきました。
沈丁花(ジンチョウゲ)の花も咲き始めました。芳香が漂っています。
 

椿(ツバキ)の花も咲き始めました。

白い木瓜(ボケ)の花です。
 

黄色い小柄の黄水仙です。

 

畑の隅では菫(スミレ)も見られます。
 

岩桜(イワザクラ)の花です。

 

鶇(ツグミ)も庭に来ています。
ピンクの花弁は山茶花(サザンカ)です。

 

理事長の四季の花めぐり(105)〜ウメ(梅) スイセン(水仙) ボケ(木瓜)

  • 2020.02.17 Monday
  • 09:19

  

第四地域包括支援センターの介護予防教室の終了式後、参加された方々にお礼状の葉書を出しています。今回は葉書の前書きに「立春も過ぎ・・・白梅が清楚に咲きはじめ、庭の隅では水仙が可憐な花をつけております」と書きました。
元号「令和」は万葉集の梅花歌三十二首の序の「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぐ」より引用されました。九州の太宰府にて大伴旅人(おおとものたびと)を中心に行われた歌会の席での作です。
平安時代の賢人で政治家、学者、漢詩人、貴族の菅原道真(すがわらのみちざね)が政争に敗れ太宰府に左遷され、都を偲んで詠った有名な歌
東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花
   主(あるじ)なしとて 春を忘るな (拾遺和歌集)
菅原道真の怨霊により都ではいろいろな大災が起こり、恐れた都人が天満宮を造り、今では学問の神さまとなりました。「天神さん」とも呼ばれ愛宕町にあり、梅の木もあり大きな牛の像もあり、子供の頃の大切な?遊び場でした。
自宅の老梅木に今年も花がつきました。
 

    

  

スイセン(水仙)
学名はナルシサス( Narcissus ) ギリシャ神話で美少年ナルキッソスが池の水面に映る自分自身の姿に恋をして、恋焦がれて死んでしまい水仙となったという話。このことより自己愛者をナルシストnarcistといいます。
そのためか水仙の花は首を垂れたように下を向いており、腰痛がある私には花の正面からは写真の撮りにくい花です。 
黄色の水仙はクリニックの周りに咲いていました。

 

  

ボケの花(木瓜)
今年はボケの花が綺麗に咲きました。
ボケの実は瓜や花梨の実を小さくしたようで「木瓜」と書きます。
惚ける、呆けるとは関係ないとのことですが、気の毒な名前です。
寒くて花の咲かない時期に咲くので呆けた花という説もありますが真偽の程は不明です。
 

  

おまけ。家の屋根の上に大きな鳥がジーッとしており、コンパクトカメラの望遠で撮りました。ピンボケです。
図鑑などで調べましたら、アオサギの幼鳥みたいです。成鳥はスマートで首も足も細長く、首は白くなります。成鳥になって、またこの街中に戻ってきて欲しい。
この幼鳥を見たとき、一瞬ユーモラスな大鳥のハシビロコウと思いました。
ハシビロコウは日本では動物園以外にはいないとのこと。

理事長の四季の花めぐり(104)〜クスノキ(楠.樟) サザンカ(山茶花) 千両.万両、ピラカンサス、ヤツデ

  • 2020.01.31 Friday
  • 11:36

  

クスノキ(楠、樟)

愛宕町の愛宕山 龍泉寺では1月15日にどんど焼きがあり、しめ縄を燃やしにいき、初詣をしてきました。

境内の巨樹クスノキの前で、写真を撮りました。

樹木の前に立つと強力なエネルギーを浴び、まるでパワースポットの中にいるような気になります。

アニメ映画「となりのトトロ」では、主人公の妹メイが繁みのトンネルに潜り、鎮守の森の主である大きなクスノキの根元にある穴に落ち、そこで不思議な生き物「トトロ」に出会います。

クスノキは芳香があり、飛鳥時代(7世紀)は木製の仏像に使われました。中宮寺の国宝「弥勒菩薩半跏思惟像」もクスノキを使っています。奈良時代(8世紀)になるとヒノキ(檜)となりました。

Wikipediaによると、日本で一番大きなクスノキは鹿児島県にあり、幹周24.2m、樹高30m、樹齢1500年とのことです。

2枚目の写真は1月24日の初愛宕大祭りです。境内には農機具や日用品が販売され、子どもの頃は待ちに待った楽しいお祭りでした。

 

      

  

サザンカ(山茶花)

花に乏しい寒い冬の季節の中、サザンカは大いに目を楽しませてくれます。

樹木いっぱいに咲くと、1枚目の写真(クリニックの近所です)のようにまるでクリスマスツリーのように華やかになります。

赤、白、ピンクなど色々あります。

自宅のサザンカの垣根には、可愛いメジロ(目白)が花の蜜を吸いに忙しく出入りしています。メジロのあまりに素早く速い動きのため、今年の「山茶花に遊ぶ目白」の写真撮影は断念しました。ネットにはサザンカに群がるメジロの写真がたくさん掲載されていますので、ぜひご覧ください。

  江戸時代の俳人 松岡青羅の作

  山茶花や雀顔出す花の中

来年はどうしても「山茶花と目白」の写真を撮りたいと思います。

 

        

センリョウ(千両)とマンリョウ(万両)

お正月のめでたいものとして、千両、万両があります。

実が葉の上にあるのが千両。葉の陰に垂れ下がっているのが万両です。

1枚目、2枚目は万両、3枚目は千両です。黄色の千両ですが、赤色のものもあります。

他に赤い実をつけるナンテン(南天)もありますが、赤くなると実はあっという間に鳥に食べられてしまいました。

 

  

ピラカンサス

五主町にある特別養護老人ホーム 第二吉祥苑の近くで撮りました。実がいっぱいなった見事なピラカンサスの樹木の写真です。

郊外のためか、鳥が食べにこないので、クリスマスツリーのような素晴らしさ、華やかさです。

 

ヤツデ(八手)

地味な花です。見過ごしてしまいそう。

別名「天狗の羽団扇」とも言われ、子どもの頃にこの葉でよく遊んだ記憶があります。

大きな葉で魔物を追い払うとか、大きな手のような葉で人を招く「先客万来」など縁起が良く玄関先や門の近くに植えられます。

堀江クリニック近くで撮影しました。

 

 

 

理事長の四季の花めぐり(103)〜ユズリハ( ゆずり葉 ) 大王松

  • 2020.01.15 Wednesday
  • 09:00

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
今年は子年(ねずみどし)。
お正月にデイケァに出席された方に、写真の中央のねずみの置物をプレゼントいたしました。
6cmほどの小ねずみですが、とても可愛いです。
今年の年男、年女の方は108歳 96歳 84歳 72歳 60歳………となります。
今年も元気いっぱいでお過ごし下さい。
 

        

ユズリハ( ゆずり葉 )
嘉祥苑の中庭に2,3年前に植えた小さな苗木が2m近く成長しました。
ゆずり葉は新しい葉がそろってから古い葉が落ちるため、世代交代が上手くいくことにあやかり、お正月のめでたい樹木とされ、しめ縄や鏡餅に使われます。
第四包括支援センター嘉祥苑では介護予防教室として「元気ゆずりは教室」を開催しております。今年もたくさんの皆様のご参加をお願いします。
またゆずり葉を花瓶に挿し、薔薇とならべて正月のお飾りとしました。素敵でしょう!
ゆずり葉は古くからあり、万葉集にも詠われています。
弓削皇子(ゆげのみこ)が父 天武天皇の恋人の額田王(ぬかたのおおきみ)におくった歌です。
いにしへに恋ふる鳥かも弓絃葉(ゆづるは)の御井(みゐ)の上より鳴き渡り行く(万葉集111)

毎年、お正月に庭師さんより大王松をいただき飾っております。
昨年の春、花屋さんで大王松の苗木を買いもとめ育てています。
順調に育っており、そろそろ地植えのほうが良いと、庭師さんに言われています。
すごく大きく育つとのこと。長生きしなければなりませんね。
 

まだまだ冬の真っ只中。
堀江クリニックの駐車場にて、夕焼けの西の空の写真を撮りました。
落葉した黒い樹木の枝が不気味で、一層冬の寒さと寂しさを感じます。
インフルエンザも流行ってきました。ご用心ください。

理事長の四季の花めぐり(102)〜モミジ(紅葉)

  • 2019.12.22 Sunday
  • 08:45

            

「もみじがこうようする」「こうようしたもみじ」を漢字で書くと「紅葉が紅葉する」「紅葉した紅葉」となり変ですね。正解をいろいろ調べてみましたが、スッキリしませんでした。
カエデ(楓)とモミジ(紅葉)はカエデ科カエデ属で同じ仲間。しかし私たち日本人はカエデはカナダの国旗のように切れ込みの少ない天狗の団扇の様な形で、モミジは赤ちゃんの手の指のように切れ込みの強い形の葉と思って区別しています。
また山が燃えるように紅く紅葉するモミジは「イロハモミジ」といわれ、英語では特にJapanese Mapleと言われます。
カエデやモミジに限定せず、秋になると色づく樹木の葉も、すべて紅葉(こうよう)ともいわれて、スッキリしませんね。
カエデ(楓)が紅葉(こうよう)する と言うのが一番難がないかもしれません。
日本人は四季の移り変わりの中で、色彩など五感に特に繊細な感受性を持っていると思われ、言葉の使い方にも曖昧な点があり、それが日本語の素晴らしさなのでしょうか?
東京にいる頃、五代将軍 徳川綱吉の側用人の柳沢吉保の造園した六義園(りくぎえん)に400本ほどの「イロハ紅葉」の素晴らしい紅葉を見に行ったのを思い出しました。邸内の池にも映り、ライトアップした夜は特に素敵でした。
湯のやどのよるのねむりはもみぢ葉の
夢など見つつねむりけるかも 斎藤茂吉
半世紀以上まえの医学生の頃、紅葉の葉が落葉となり、風に吹かれる舞い散る晩秋の頃になると、ラジオからフランス男性歌手 イブ モンタンが歌うシャンソン「枯葉」のもの悲しい曲が必ず聴かれました。木枯しの吹く中、寒さに震えながら東京の街中を彷徨った学生時代が懐かしく思い出されます。
奥村チヨの歌う「終着駅」(昭和46年)は「落葉の舞い散る停車場は 悲しい女の吹きだまり・・・・」と歌っていましたね。

 

 

  

ウルシ(漆)
子供の頃、山に行ったらウルシに近づかないようによく言われました。子供たちがウルシにかぶれることがしばしばありました。ウルシの樹の葉も紅葉しました。

理事長の四季の花めぐり(101)〜フジバカマ ( 藤袴 )とアサギマダラ蝶

  • 2019.11.20 Wednesday
  • 15:01

  

フジバカマ(藤袴)とアサギマダラ
夕刊三重新聞様の令和元年10月16日にアサギマダラの飛来の記事が載り、その写真を撮られた多気町の濱田眞行様のご提供により、2枚の素晴らしい写真を載せさせて頂きました。ありがとうございました。
アサギマダラは“渡り蝶”と言われ、秋になると台湾や東南アジアに南下し、2000kmにもおよぶ旅をする蝶として最近話題になっています。フジバカマの蜜を好み、花に集まって来るため、フジバカマ畑も増え、蝶の飛来の報道もしばしば見られます。
 

    

 

    

 

一昨年より自宅の裏畑にもフジバカマを植え、アサギマダラの飛来を待っていますが、今年もまた残念な結果となりました。また来年に期待します。
写真のようにツマグロヒョウモンという蝶や紋白蝶は蜜を吸いに集まってきました。
この蜜の中の物質がアサギマダラ蝶の雄のフェロモンの原料になると言われています。
フジバカマは乾燥させると、芳香をはなち源氏物語でも芳香剤の一つとして取り上げています。
源氏物語の宇治十帖では薫の君(かおるのきみ)と匂宮(におうのみや)が美しい女性浮舟(うきふね)をめぐり、三角関係となりますが、薫の君は自ら自然に芳香を発する体質であり、匂宮は対抗し、香をたきしめ懸命に匂いをつけます。この香料の中に”衰えてゆく(枯れた)”藤袴の香りもありました。
また源氏物語三十帖 藤袴では光源氏の長男の夕霧(ゆうぎり)が御簾(みす)の下から薄幸の女性夕顔の娘玉鬘(たまかずら)に藤袴をさし出す場面もあります。
源氏物語の貴公子たちはフジバカマなどの香りにつよい思い入れがあったものと思われます。

黄色の菊と黄色の石蕗(ツワブキ)が重なって咲いています。

理事長の四季の花めぐり(100)〜秋桜( あきざくら ) コスモス

  • 2019.11.08 Friday
  • 16:40

          

 

ブログも100回となり、好きな花 コスモスにしました。
嘉祥苑、吉祥苑の企業内託児所も秋桜(コスモス) と名付けています。
今年は台風や大雨で庭の地生えのコスモスは、あまりパッとしませんでした。
「秋桜」で「あきざくら」と読まれていますが、昭和52 年に山口百恵チャンの歌った「秋桜」がコスモスと呼ばれ、この呼称も一般化されてきました。
この歌は嫁ぐ娘が母を思う気持ちが歌われます。
・・・・・
明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽しげにいたけれど
突然涙こぼし元気でと 何度も何度もくり返す母
ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの子供で
いさせてください ( さだまさし作詞 作曲 )
嘉祥苑の職員(50代)にこの曲を聴くと涙が止まらないという女性もおります。
だいぶ昔で曖昧な記憶ですが、コスモスを見るといつも思い出す小学生?の俳句があります。
コスモスはおとぎの国の風車
俳句のくにから花の一句(学習研究社出版1998年)より幼児 小学生の俳句です。
コスモスがゆれておどってたのしそう
コスモスをもったらわたしおよめさん
コスモスのおどる相手は秋の風
コスモスの花のさく道かえり道
コスモスの間から出る犬の顔
コスモスが大きくゆれてバス止まる
らんまんのコスモスの花母につむ
コスモスは蜜蜂たちの喫茶店
一言、コスモスの花弁は8枚なので、花びら占いは「嫌い」から始めると、最後の花弁は「好き」になりますよ。
最後の写真は4、5年前、伊勢寺町の神社の前のコスモス畑で撮ったものです。

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お花が大好きな堀江理事長が、四季の移り変わりのなかで、ふと目にとまったお花や風景などを取り上げ、日常生活で感じたことなども交えてお伝えいたします。

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