理事長の四季の花めぐり(121)〜百日紅 芙蓉 ミソハギ 虎の尾 敬老の日

  • 2020.09.27 Sunday
  • 11:33

  

 

  

サルスベリ 百日紅 ヒャクジツコウ
百日紅(サルスベリ)は以前は寺院によく見られましたが、品種改良にて、やわらかく淡い感じの花種も作られ、最近は庭などにシンボルツリーとして広く植えられております。
花の少ない真夏の花として地位を確保し、車で走っていても、至るところで盛んに見られるようになり、青空を背景に明るく華やかに咲き、私たちの目を楽しませてくれます。
写真はグループホーム嘉祥苑の裏側にあり、人に見られず寂しく咲いておりました。
猿でも滑ってしまいそうなつやつやした幹の様からサルスベリと言われ、また7月から9月ころまで長い期間咲くことによりヒャクジツコウ(百日紅)とも言われますが、百日紅と書いて通常はサルスベリと読まれます。
幹をくすぐると枝先の花が動くことから「くすぐりの木」とも言われます。
百日紅 百日前は母在りし 渡辺恭子
百日紅 何年後は老婆たち 三橋鷹女
百日紅  この叔父死せば来ん家か 大野林火
百日紅 乙女の一身またたく間に 中村草田男
夕空のまったく澄めりさるすべり 久保田万太郎
島木赤彦の短歌
子供らが鬼ごと(鬼ごっこ)をして去りしより
日ぐれに遠しさるすべりの花
いずれも寂しい歌ですね。
 

  

 

  

 

サルスベリ(百日紅)「夏祭り」
鉢植えで買った一尺足らずの百日紅が2メートル以上に成長し、濃い赤紫と白の絞(しぼ)りの花を咲かせています。
紅白の絞りの百日紅を特に「夏祭り」と呼ぶとのこと。
この濃い赤紫色の妖艶さ、神秘的さは、引き込まれて胸に焼きつくような不思議な色です。
ふとH19.4.21のこのブログ81で紹介した赤紫の大輪の牡丹の中心部の「蕊(しべ)の闇」を詠った与謝蕪村の俳句
「閻王の口や牡丹を吐かんとす」を想い出しました。
二つの濃い赤紫色の類似性を探しました。
 

  

 

  

フヨウ(芙蓉)
花は一日で枯れ、一日花と言われますが、次から次へと新しい花を咲かせます。
写真のようにふっくら膨らんだ可愛い蕾がたくさんあり、開花の準備が整い、絶えることなく出番を待っているようであります。
狭い花壇の中に落ちた種から芽が出て、あっという間に成長した子どもの木にも、一丁前に花が咲きました。
抜いてしまうのは可哀想で様子を見ていますが、来年はさらに大きくなると思うと、可哀想とも言っておられません。
夏の青空のもとで、美しく映えて咲いています。
 

  

 

  

ミソハギ(禊萩)
千屈菜(センクツサイ)  鼠尻草(ソビソウ) いずれもミソハギとも読みます。
聖霊花(ショウリョウバナ)
多年草で毎年、勝手に花壇を占領し咲きます。
盆花(ボンバナ)とも言われ、お盆に水を注いで悪魔を払う禊(みそぎ)や、仏前や墓に供える仏花に用いられてきました。
空に向って真っ直ぐ伸び、花を穂のようにまとまって咲かせます。
みそ萩や母なきあとの母がわり 稲垣きくの
   涙じみ かすかにものを言ひたまふ
   横顔見ゆれ鼠尾草(そびそう)の花 吉井勇
 

  

 

  

 

ハナトラノオ(花虎の尾)  カクトラノオ(角虎の尾)
夏から秋にかけて、全国いたるところで見られる花です。
少し薄くピンク色を帯びており、残暑の束の間の涼しさを感じ、秋の気配に気づきます。
宿根草であり、ほとんど放任状態で増えていきますので、要注意。
5枚目の写真にセミの抜け殻(空蝉 うつせみ)が写っていました。
源氏物語の第三帖は巻名は空蝉(うつせみ)であり、現身もうつせみと読み、人間の生きているこの世のことを指します。セミの抜け殻の空蝉という言葉にはこの世の頼りなさ、儚( はかな)さの意味合いもかさねて思ってしまいます。
 

9月21日の敬老の日に松阪地区医師会様より、敬老の日のお祝いの立派な花束をいただきました。
ありがとうございました。
この10月で78歳になります。
自動車運転の高齢者講習、後期高齢者医療保険などで高齢者としての意識はありますが、自分が「敬老の日」としての祝いをうけるということは、正直言って、大変不思議な面映い気持ちです。さらに言えば、なんだか(少しではなくてかなりの)力が抜けていくようです。
 

理事長の四季の花めぐり(120)〜向日葵(ヒマワリ) 紫式部(ムラサキシキブ) 臭木の花(クサキノハナ) ゼフィランサス

  • 2020.09.07 Monday
  • 09:54

  

 

  

ヒマワリ( 向日葵 )
大輪の向日葵の種を買い育てましたが、丈は1m弱、花巾は10cm弱の花でガッカリしました。
角川春樹事務所社長で俳人の角川春樹の句に
向日葵や信長の首斬り落とす
という目の覚めるような句があります。
角川春樹は激しい気性であり、父親や実母との確執が強く、自らの魂をスサノオノミコト( 素戔嗚尊)と称し、UFOも見ることができ、5回結婚、5回離婚と言います。
自著「わが闘争(ハルキ文庫)」の中にも書かれており、さらに松尾芭蕉の「奥の細道」の冒頭の
「月日は百代の過客にて、行きかふ年もまた旅人なり」より
われもまた過客なるべし春の暮
と詠み、自分は「芭蕉を超えた」と述べています。
父親の角川源義は角川書店の創始者であり、また俳人でもありました。
敗戦の昭和20年8月15日に短歌と俳句を読んでいます。
短歌 向日葵は陽にそむきつつ咲きにけり
国敗れたるを誰(たれ)と嘆かむ 源義
俳句 敗戦の日や向日葵すらも陽にそむき 源義
ちなみに角川春樹氏と私は、同じ昭和17年生まれです。
 

  

 

  

 

  

 

  

ムラサキシキブ  (紫式部)
落葉低木。特長はその優美な紫色を平安期の才媛 紫式部になぞられて、この美称がつけられました。
しかし「こぼれ種」でも増えて、広がりすぎて困ることもあります。
6月頃花が咲き、9~11月頃に実が紫色に輝きます。
俳句では実の季節をとり、季語は晩秋です。
鑑真の寺に紫式部かな 角川春樹
渡されし紫式部淋しき実 星野立子
実むらさき人恋いの色濃くしたり 加藤三七子
1~4枚目は紫式部の花、5枚目は花が散った後、6月頃の緑色の実、6~8枚目は8月末の紫色を帯びた実。秋が深まるとさらに濃い深い紫色に変わります。
紫式部の花は小さく可憐な花であり、4枚も提示しました。
日本には紫式部やミヤコワスレ(都忘れ)やヒトリシズカ(一人静)など素敵な花の名前がありますね。
 

  

 

  

クサキノハナ(臭木の花)  ボタンクサギ(牡丹臭木)
常山木の花(クサキノハナ)  臭桐( クサギリ)とも言われます。
桐に似た葉を持ち、葉をちぎると独特の臭気があり、この可哀想な名前がつけられました。
ふだんは目立たないが、花が咲くと非常に目につきやすく、葉は悪臭があるが、花は大変良い香りがします。
グループホーム嘉祥苑の裏側の溝の割れ目より生えており、生命力の強い花です。
季語は花は初秋、果実は晩秋です。
萼(がく)赤く花白う叢(むらが)りて 
日陰にたてる臭木(くさぎ)の寂しさ 前田夕暮

行き過きて常山木(くさき)の花の匂ひなり 富安風生
家裏のぶざま隠して臭木(くさぎ)咲く 桂樟蹊子
 

  

 

  

 

ゼフィランサス レインツリー
ピンクの花をサフランモドキ、白い花をタマスダレとも言うが、図鑑を見てもハッキリしていません。
まとまった雨の後に咲くという特徴があります。
ずっと夏水仙の名でよんでいましたが、間違っていたようです。
ピンクの花は可愛く可憐な花で、白い花はとても清楚に見えます。
 

今年の暑さに夏バテした我が家の高齢の柴犬です。

理事長の四季の花めぐり(119)〜百合の花 萩の花 合歓木 七変化 泰山木

  • 2020.08.19 Wednesday
  • 15:35

   

 

 

ユリ(百合)
すでに8月も後半ですが、コロナ禍と猛暑にて気持ち晴れない日が続いております。
今年は長い梅雨で、ユリの写真も少し暗い写真となりました。
上京した頃(60年前)に、渋谷の場末の日活映画館にて映画「北上夜曲」を見ました。
女性の主人公は松原智恵子。岩手県の北上川と東京を舞台にした青春映画でした。
この映画の主題歌が若者の間に流行り、新宿の歌声喫茶で大声を上げて合唱しました。
白百合と聞くとこの歌を想い出します。
北上夜曲(昭和36年)
匂い優しい白百合の 濡れているよな あの瞳
想い出すのは 想い出すのは 北上河原の月の夜
百合は万葉集の時代よりよく詠まれ、知られぬ恋などに例えて詠われました。
夏の野の繁みに咲ける姫百合の
知られぬ恋は苦しきものぞ 大伴坂上郎女 万葉集八巻1500
落合直文の歌
夢に見し女神のあとをしたひきて
けさわれ見たり白百合の花
 

  

 

  

ハギノハナ(萩の花)
松尾芭蕉の「奥の細道」にて、越後路から加賀国への途中、糸魚川を過ぎて難所 親知らず子知らずを通り、市振(いちぶり)の宿に着く。そこで2人の遊女と隣り合わせになる。
一つ家(ひとつや)に遊女も寝たり萩と月
同じ宿に世捨て人のような自分たちと、伊勢参りの遊女が泊まり合わせている。このふしぎなめぐり合わせは、庭の萩を月が照らして映えあうさまと、どこか趣がつうじるようだ。(覚えておきたい芭蕉の名句200  角川書店より)
なおこの市振駅や親不知駅は2015年に北陸本線から、第三セクター方式により、トキメキ鉄道の駅となりました。

 

  

 

  

ネムノキ(合歓木)
小葉が夜間に閉じあうので、眠りの木 ねむのき 合歓の木となりました。
松尾芭蕉の奥の細道にて、象潟(きさかた)を通りました。
象潟は今の秋田県にかほ市の鳥海国定公園にあります。
江戸時代には「東の松島、西の象潟」といわれる名勝でした。
奥の細道には「松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し」とあり、一句詠みました。
象潟(きさかた)や雨に西施(せいし)がねぶの花
象潟は雨に朦朧とけむっていて、湖岸には合歓の花が物憂げに咲いている。その雨を眺めていると、中国の伝説的な美女、西施(せいし)が憂いに沈んでいる姿が目に浮かび、寂しさと悲しみの思いにとらわれる。(覚えておきたい芭蕉の名句200 角川書店より)
花図鑑を見ると、合歓の木は花が上を向いて咲き、花が下を向いて咲くのはヒネム(緋合歓)とのこと。紅色の糸のような部分は長い雄蕊(おしべ)であり、俯きかげんに美しく咲いています。写真は合歓の木でなくヒネム( 緋合歓 )かも知れません。
 

  

 

  

ランタナ カマラ(Lantana Camara) 七変化(しちへんげ)
路沿いによく見られる花で、グループホームの庭にもありました。同じ茎から微妙に違った色の花が咲きます。また時間が経つにつれて黄色から橙色、赤色に花のいろが変わります。そのことより七変化とも呼ばれます。
国際自然保護連合「世界の侵略的外来種ワースト100」、日本では環境省「要注意外来種生物リスト」に指定されています。
綺麗な可愛らしい花ですが、非常に生命力が強く、種には「ランタナン」という毒があり、鳥は実を食べても種を消化しないため、問題なく遠くの地へ運べます。
熱帯地方では植えてはいけない植物といわれているとのこと。
 

  

タイサンボク(泰山木)
特別養護老人ホーム 第二吉祥苑で撮りました。
写真を撮る時期を逃すと、花弁がすぐに変色し黄色くなります。
花木の王様のような威厳のある花です。
 

  

秋の気配が少しも感じられない毎日です。
1枚目は入道雲を撮りました。
2枚目は嘉祥苑の屋上から極暑の日の夕焼けの写真です。
手前の塔は嘉祥苑の広告塔です。
入道雲を見たり、夕焼けを見たりして気分転換いたしましょう。
 

理事長の四季の花めぐり(118)〜アジサイ(紫陽花) スイレン(睡蓮) イエライシャン(夜来香) ジュランタ 宝塚 ヤブミョウガ(藪茗荷) ウチワサボテン

  • 2020.07.24 Friday
  • 10:11

    

 

  

 

    

 

  

アジサイ(紫陽花)
唐の詩人白楽天が名前のわからない花を見て「色紫にして色香(かんば)し」というところから「紫陽花」と名づけました。平安時代の貴族で歌人の源順(みなもとのしたごう)は自著「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」の中で「紫陽花」に「あじさい」という和訳をつけました。
江戸時代の後期、ドイツの医師シーボルトが長崎出島で医業の傍ら、植物学の研究もしました。
そして「其扇(そのさ)」という遊女、本名「お滝さん」を愛し、一女をもうけました。
しかし突然に幕府の命により退去をすることになり、単身で帰国。
帰国後も日本の妻「お滝さん」を日夜慕い、愛し続けました。
日本の植物を紹介した自著「日本植物誌」にて日本で見た美しい紫陽花を想い「紫陽花」を「ハイドランゼア  オタクサ(Hydrangea Otaksa)」と名づけました。オタクサはお滝さんのことです。
長崎には「長崎紫陽花まつり」がありますが、正式には「長崎オタクサまつり」と言われ、また長崎の市の花でもあります。
松阪市の中部台運動公園のトリムコースには沢山の紫陽花があり、梅雨の頃には、私たちの目を楽しませてくれます。
東京にいると、梅雨時には鎌倉の「明月院」の紫陽花をよく見学にいきます。「あじさい寺」とも言われ、寺院境内には紫陽花がいっぱい咲き誇っています。
1枚目、2枚目の写真はガクアジサイ(額紫陽花)です。周囲の花に見えるのは装飾花といい、萼(ガク)が変化したもので、種も出来ず、虫を呼び寄せるために派手な姿になりました。中央部の多数の細かい粒状のものが真の花(両性花)です。この2枚は両性花の開花前後の写真です。
 

  

スイレン(睡蓮)
スイレンは池の暗さや闇の中で、花のみ浮き上がり、明るくボーと咲き、仏的な静寂と神々しさを感じ、俳句に詠まれることがあります。
今回、そのような写真が撮れました。
睡蓮や水のくらさを離れ咲き 高橋良子
モネ晩年の睡蓮の闇水中に 松田ひろむ
睡蓮をささえる水の暗さかな 大西比呂
雨意(うい)迫り来ぬ睡蓮の池暗く 高浜虚子
睡蓮や土用の昼の夢のせて 鍬雨

 

  

 

  

 

  

 

  

イエライシャン(夜来香)
中国名でイエライシャン。夜に咲き、夜に甘い香りを漂わせます。
夜に咲くために見逃してしまいますが、今年はしっかりと見ました。
地味な長細くラッパを長くのばしたような、小さな花で、なんの変哲もない花ですが、香りは素晴らしいです。
1944年に中国名 李香蘭(日本名 山口淑子)の歌った夜来香の歌が中国全土で大ヒット。
1950年に佐伯孝夫氏による日本語歌詞がつき、山口淑子として日本でも大ヒットしました。
当時は戦後の貧しい時代であり、私は小学生の頃、ラジオでよく流れており、今でもよく覚えております。
あわれ春風に嘆くうぐいすよ
月に切なくも匂う夜来香
この香りよ
‥‥‥‥‥‥
恋の夢消えて残る夜来香
この夜来香
夜来香 白い花
夜来香 恋の花
ああ 胸痛く 唄かなし
母から夜来香と聞いていましたが、今回、図鑑で調べると、夜来香より夜香木(ヤコウボク)のほうが正しいのではと思いました。
夜香木は別にナイトジャスミンNight Jassamineとも言われます。

  

 

  

 

  

ジェランタ宝塚(Durante Takarazuka)
突然、花壇に生えた低木に花が咲きました。
鳥が種を落としていったのか?
図鑑で調べて、ジュランタの花とわかりました。
紫色に白い縁取りが入った可愛い花です。
キリリとした花姿が、タカラジェンヌが正装した袴姿を思わせることから、宝塚の名をつけたそうだとのこと。
花に詳しい人によると、突然にジュランタ が生えてくるとは、まことに羨ましいかぎりであるとのこと。

 

  

 

  

ヤブミョウガ(藪茗荷)
芽を出したときは、スズランと似ており、大切に育てましたら、やがてスズランを追い越し、背高く成長して、まったく別の葉態となり、やや期待外れの地味な白い小さな花を咲かせました。
大切にしすぎたこと、また繁殖力も強いのか、周り一面に藪茗荷が増えつつあります。(要注意)
 

ウチワサボテン
近所に見かけ、写真撮りました。
サボテンの花は原色で、鮮やかで、独特の美しさがあります。
サボテンの花の色の美しさに魅了されそうです。

  

新型コロナの再流行で不安な鬱陶しい毎日です。
特別養護老人ホーム 第二吉祥苑の回診の途中で、青空の入った風景写真を撮りました。
地平線の向こうはすぐに伊勢湾です。
空の様子はいつも変わりなく、新型コロナウィルスと無関係にマイペースで澄んでいます。
どこにでも自由に行き来できた昨年の夏がとても懐かしいです。

 

理事長の四季の花めぐり(117)〜シマトネリコ キョウチクトウ ネジバナ ドクダミ カラー アガパンサス イキシア

  • 2020.07.11 Saturday
  • 11:09

  

 

  

シマトネリコ
新型コロナの再流行と梅雨前線による大雨の被害で、不安な毎日ですが、雨の中、クマゼミが鳴きはじめ、まもなく夏の訪れが感じられます。
松阪駅北口を出ると大通りの両側にシマトネリコの街路樹が続いております。
青い空を背景に、少し黄色味を帯びた白い小さな花が満開となり、うすく雪が積ったように、また白く霞がかったようにも見える素敵な風情です。
もともと南国の樹木とのイメージがありますが、最近、その涼しげな姿から、街路樹や庭木の花木としても人気がでて、あちこちでよく目につくようになりました。
 

  

 

  

キョウチクトウ(夾竹桃)
紅色の花が多いですが、今年は紅色は咲かず、白の夾竹桃が咲きました。
広島の原爆投下後、その地、広島で初めて花を咲かせたのが夾竹桃であり、復興のシンボルとなり、また広島市の花ともなりました。
夾竹桃ピカドンの日をさりげなく  平畑静塔
また夾竹桃は花、葉、根、果実すべての部分や周辺の土にも毒性があると言われます。
歴史上、アレクサンダー大王の軍隊が、周辺の夾竹桃の枝を串にして肉を焼いたため、兵士が死んだと伝えられています。
猛毒があることを忘れないでください。
 

    

  

 

  

ネジバナ(捩花) モジズリ(綟摺)
  この花をとりあげると、必ず「百人一首」14 首目の河原左大臣、源融の歌
「陸奥(みちのく)の信夫もぢ摺り誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに」を思い出します。
写真のように蘭の形をした小さな花が、茎に巻きついています。右巻きも左巻きもあります
ねじれた恋心を、乱れねじれた模様のもじずり染めに喩えた、古今集の巻十四の恋歌です。
今年も昨年と同じ芝生の場所に咲きました。
花の捻じれた様子がうまく写真に撮れました。
令和2年7月4日の毎日新聞「余録」より
「もぢずりの登りつめたる小宇宙( 長岡芳玲 )」。花の連なりが茎の頂上まで咲き上がると梅雨が明けるともいわれるこの時期のネジバナだ。盛夏へとひそやかに季節を回し進める愛らしい花のらせんである。

  

  

ドクダミ(毒だみ)  ジュウヤク(十薬)
花自身は白い可憐な花です。
民間薬で毒下しの効果があることにより「毒矯(どくだめ)し」からドクダミと言われたとか。
整腸、利尿、解毒など十種の薬を併せもつ効果があるとのことで、十薬ともいわれます。
しかし放置すると、庭に容赦なく増殖し、退治するのが困難な状態となる厄介な雑草です。
梅雨どき、日陰に群れて咲く十字形の花弁(萼)は清楚ですが、庭にとっては大敵です。
どくだみや真昼の闇に白十字 川端茅舎
 

  

カラー カイウ(海芋)
サトイモ科のオランダカイウ属の宿根草。海芋は海を渡ってきたサツマイモの意。
ワイシャツのカラー(collar)に似ていることより。カラーリリーともいわれます。
メガホン形の花に見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と言われ、萼(がく)の変化したもので、花の中の黄色い棒状のものが花であります。
今年の花は樹木の影になって咲き、写真は薄暗いですが、幻想的な写真となりました。
ブラインドの縞の影あり花海芋(ハナカイウ)   長谷川櫂
俳句では海芋(カイウ)を使い、初夏の季語です。
 

アガパンサス
特別養護老人ホーム 第二吉祥苑の玄関口に咲いていました。
爽やかな花を多数咲かせ、立ち姿が清涼感があり優雅な美しい花です。
植えっぱなしにしても育ち、手のかからない花です。
注意すると、街中でもよく見かける花になりました。

イキシア
嘉祥苑の駐車場で見かけました。
アヤメの仲間で色は多種、また色の混ざった複色もあるそうです。
花の図鑑で名前を調べ「イキシア」としましたが、やや自信はありません。
間違っていましたら、教えてください。
最初はチューリップの一種と思いましたが、よく見ると小さな花が多数くっついて一つの花となっています。
光を浴びると開花するとのこと。来年は開花した際の美しい写真をお見せします。

理事長の四季の花めぐり(116)〜ヤマボウシ(山法師) ハイビスカス クチナシ(梔子) スズラン(鈴蘭) アマリリス ナツツバキ(夏椿)ライラック

  • 2020.06.28 Sunday
  • 17:43

  

  

  

ヤマボウシ(山法師)
グループホーム「嘉祥苑」の裏にあるヤマボウシの花です。
陽当たりが悪いのか、樹の上の方しか花をつけません。
地上で撮ると、1、2枚目の写真のように、お皿を横から見たような、UFOのような形となるので、グループホームの二階の窓から撮りました。
中央の丸い花穂を坊主頭、4枚の花弁を白い頭巾に見立てて、比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえた花名です。
光る様な花の白色と濃い青空と濃緑の葉によりコントラストが難しい写真でした。
その上の雲より白く山法師 林翔
気の乗らぬ旅二日目に山法師 能村登四郎
山法師無心に宙と対話する 松尾悦子

 

  

  

  

ハイビスカスの蕊。
今年も鉢植えのハイビスカス が咲きました。
よく見ると、特異な、怪しげな蕊(しべ)の様子に魅せられて、接写して写真を撮りました。
ネットでもハイビスカス の「蕊」に限定した写真集がありました(驚き‼️)。
今回の写真は、コンパクトカメラながら、写真集に匹敵するほど、よく撮れたと自負しています。
黄色い花粉をたっぷりつけた多数の雄蕊と、さらに伸びて先端が赤く丸く膨らんだ5本の雌蕊が、夏の光の中でコミカルな不思議な形をしております。
雌蕊の先端部の周りには細かい毛も見られます。

    

  

  

クチナシ(梔子)の花
クリニックの庭に一重のクチナシの花が今年も多数の花をつけました(1〜4枚目)
自宅の八重のクチナシも大きな花を咲かせました(5〜6枚目)。
雨に濡れた中でクチナシを見るのが、特に趣があります。
またクチナシは雨の中ほど、甘く切ない、ふくよかな、しかも爽やかな芳香を発します。
四大香木と言われているのは、
春は、ジンチョウゲ(沈丁花)
夏は、クチナシ(梔子)
秋は、キンモクセイ(金木犀)
冬は、ロウバイ(蝋梅)
クチナシはわずか2〜3日で黄色くなってくるのが惜しまれます。
くちなしの小町のやうに萎(しお)れゆき 岡本輝久
平安時代の歌人で絶世の美女の小野小町。小町伝説によると壮絶な晩年であったらしい。野晒しの状態となり、その髑髏の目より薄( ススキ)が生え、「あなめ あなめ(目痛い)」と旅人に声をかけていたとか。全盛期には
花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
と詠っていたのに。この世の諸行無常を感じます。
 

  

スズラン(鈴蘭)
キミカゲソウ(君影草)とも言われます。
北海道では群生に咲くといわれますが、今年も一輪のみ咲きました。
小花がリンリンと美しい音色で鳴り出しそうな雰囲気です。
芳香があるとのことですが、丈が低いため匂いは嗅げません。
毒性があり、注意が必要とのこと。
英語では「Lily of the valley(谷間の百合)」といわれます。
すずらんのリリリリリリと風に在り 日野草城
鈴蘭の鈴振る風を友として 椎橋清翠
鈴蘭とわかる蕾に育ちたる 稲畑汀子


  

アマリリス
子供俳句歳時記(蝸牛社) 小学四年生より
アマリリス 大きくさいて 顔ぐらい
 

  

ナツツバキ(夏椿)
シャラノキ(沙羅の木) とも言います。
特別養護老人ホーム「百花苑」の玄関口に咲きました。
サラソウジュ(沙羅双樹)とも言いますが、お釈迦様が亡くなった近くに生えていた「沙羅双樹」とは別のものです。
地味な花で、茶花として人気があります。
 

  

緑のライラックと言われて、お花屋さんより手に入れ、ようやく咲きました。
しかし、あまり緑色ではありません。
少し黄緑が混じっているかなぁと欲目で見ています。

理事長の四季の花めぐり(115)〜ウツギ3種類 サボテンのビャクダン(白檀) シラン(紫蘭) グラジオラス ゼラニウム ムラサキカタバミ

  • 2020.06.22 Monday
  • 10:37

新型コロナにより、生活様式の変化を求められております。
しかし花々は季節どおりに次々と花を咲かせます。

ウツギ(空木)の花3種類

 

  

ウツギ 卯の花
卯の花は万葉集にも24首詠まれ、内18首に時鳥(ホトトギス)が一緒に詠まれております。
また江戸時代後期の国文学者、歌人の加納諸平の詠った
山里は卯の花垣のひまをあらみ しのび音もらす時鳥(ホトトギス)かな
この詠をふまえて、佐々木信綱は童謡「夏は来ぬ」を作詞したと言われています。
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
野鳥の会の方にお聞きしましたら、ホトトギスが特に卯の花を好むわけではなく、卯の花の咲く卯月(旧暦4月)とホトトギスの忍音(初めて鳴く日)と重なり、詠われたのではないかとのことでした。
松尾芭蕉は「奥の細道」の中の白河の関にて、卯の花が咲き誇り、まるで積雪のようだと記しております。
卯の花は白妙(しろたえ)に いばらの花の咲そひて 雪にもこゆる心地ぞする
今年も白く清楚な卯の花が、恥ずかしそうにやや下を向いて可憐な花を沢山つけました。

 

  

ベニバナウツギ(紅花ウツギ)  マギシェン
紅花うつぎはユキノシタ科の落葉低木で今年は特に美しく咲きました。
卯の花はアジサイ科です。

 

  

 

  

バイカウツギ(梅花ウツギ)  ベルエトワール
梅花うつぎはアジサイ科です。紅花うつぎと同様、今年は低木いっぱい花を咲かせました。
 

  

 

  

ビャクダン(白檀)
ヒモサボテンの一種でビャクダンと言われます。
常緑樹であり香木である白檀とは別物です。
軒下に放置されており、ほとんど忘れられていたサボテンが、今年は多数の花をつけたのに気づき、大変驚きました。
サボテンの花は未知のものであり、今回初めて見て、色、形など強烈な印象を受けました。
この激しい赤朱色は、素人写真ではなかなか表現が難しい色でした。
調べてみると、百円ショップなどで安価で手に入れることができ、大変育てやすいサボテンで、ワイルドで環境にも強い植物で、見た目のインパクトは最高とありました。
トゲも多いですが痛くありません。
これからは大切に扱い、来年はもっと増殖させ、沢山の花を咲かせます。
 

  

 

  

シラン(紫蘭)
宿根草で毎年、相変わらず同じ場所に、忘れずに咲きます。
地味な花であまり話題になりません。
写真を撮り、よくよく見ると美しく、やや下を向き、遠慮がちな可憐な花で、形態もなかなか趣きがあります。
白色と紫色の花が咲きました。
「花の一句」黛まどか編 学習研究社の中の高校生の俳句
なんの花 紫蘭(シラン)といえば 笑いあり

  

グラジオラス オランダアヤメ(和蘭あやめ)   トウショウブ(唐菖蒲)
竹藪の中でグラジオラスが咲きました。
剣状の葉の間から花茎が伸びて、下から上に向かって、だんだん咲きのぼります。
花は一列のみに横向きにつきます。
グラジオラス ゆるるは誰か来るごとし 永田耕一郎
刃のごとく グラジオラスの反りにけり 佐久間慧子
 

ゼラニウム
毎年、枯れたと思っていたら、春になると芽をだし、花を咲かせます。
手のかからない多年草の花です。色々な色があり、集め始めると楽しく凝ってしまいそう。
 

ムラサキカタバミ
ムラサキカタバミを雑草として、暑い中、精を出して草取りをしています。
よくみると美しいピンクの可愛い花ですが。
この花に魅せられ、趣味として収集し、大切に育てている方もいるとのこと。
江戸時代末期に鑑賞用として南アメリカより導入されましたが、現在は要注意外来生物に指定されています。
葉の形は3枚のハート型であり家紋として使われ、強い繁殖力があり子孫繁栄の願いを込めて、日本の五大家紋の一つとなっています。
しかし、退治困難の雑草にて、気を強くし、心を鬼にして退治しないと、畑はあっという間に占領されてしまいます😂。
この葉で十円玉を磨くとピカピカになると聞いています。

理事長の四季の花めぐり(114)〜ハリエンジュ(ニセアカシア) ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ) オガタマ エゴノキ ミヤコワスレ ハナミズキ

  • 2020.06.01 Monday
  • 10:17

    

ハリエンジュ ニセアカシア
特別養護老人ホーム「百花苑」にあるシンボルツリーの大木です。
今年も白い房状の見事な素晴らしい花を咲かせました。
童謡 北原白秋作詞「この道」の「この道は いつかきた道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる」の「あかしや」も、西田佐知子の歌った「アカシアの雨がやむとき」の「アカシア」も、ニセアカシアをさしています。
札幌にはこのニセアカシアの並木道があり、開花期の素晴らしさはよく知られています。
「都ぞ弥生の雲紫に 花の香 漂(ただよ)ふ宴遊(うたげ)の筵(むしろ) (1912 明治45年)」などで知られる北海道大学の寮歌はたくさんありますが、「春雨に濡るアカシアの花」など歌詞の中にアカシアを詠みこんだ寮歌も多くみられます。

  

 

  

ヒトツバタゴ なんじゃもんじゃの木
特別養護老人ホーム「第二吉祥苑」の玄関前にあるシンボルツリーです。
今年も樹枝や葉上に雪が積もったように、真っ白に咲き誇り、周りがぽっと明るくなったようです。
ヒトツバタゴだけでなく、以前は名前のわからない別の木も、とりあえず「なんじゃもんじゃ」と呼ばれていたそうです。「あんにゃもんにゃ」とも言われた木もあるとか。
なんじゃもんじゃ 芽ぶきて なんだかんだかな 細井啓司
なんじゃもんじゃ 花名教えて笑ひあふ 暢一
行末をなんじゃもんじゃの花に問ふ 須賀智子
幸あらん なんじゃもんじゃの花咲けば
 

  

 

  

オガタマ 招霊木
地味な花木で芳香があります。
神事に使われるために神社に多く見られます。
樹齢百年以上の20m以上の樹木もあります。
伊勢市矢持町には19mのオガタマの木があり、伊勢市指定天然記念物に指定されています。
ミカドアゲハ蝶の幼虫の食葉と知られています。
まだ数年目で1mほどの高さの木ですが、今年はたくさん咲き、良い写真が撮れました。

  

 

  

エゴノキ エゴの木
10cmほどの小さな苗を頂きました。1m近くに成長し、今年初めて花をつけました。
実の味がエグイ味で、このためにエゴノキと言われます。
落葉小高木で、初夏に小さな白い五弁の花が群生して、釣り鐘状に、下向きに咲き、いかにも日本人好みの花です。
花が散り地面が真っ白になるのも趣があり、英語では snow drop tree と言われます。
日本には古くからあり、万葉集ではチサの木と言われ、長歌で一首、和歌で二首読まれています。
大伴家持の長歌(巻18の4106) に
ちさの花咲ける盛りに はしきよし その妻の子と朝夕に 笑みみ笑まずも……
と、家持が部下に、妻子をいつくしむように、さらに、ちさの花が美しく咲いていた頃に語り合った楽しい盛りの頃を忘れないように諭した長歌があります。
えごの花 空仰ぎつも 天(そら)見えず 橋本縈治
 

  

ミヤコワスレ 都忘れ
自宅のミヤコワスレは消えてしまいましたが、嘉祥苑の中庭に発見しました。どなたかが植えてくださったのですね。ありがとうございました。
鎌倉時代の承久の乱(1221年)にて、鎌倉幕府に敗れた順徳天皇が佐渡ヶ島に流された際に、都忘れの花を見て心を慰め、都恋しさを忘れようとしたと言われています。
順徳天皇の歌は百人一首では最後の百首目に見られます。なお天皇の父の後鳥羽上皇も同時に隠岐の島に流され、上皇のうたは百人一首の九十九首目です。
人恋し 都忘れが 庭に咲く 高橋淡路女

  

ピンクのハナミズキ
花の時期はすでに過ぎましたが、せっかく撮ってありましたので、ピンクのハナミズキ(花水木)の写真を載せました。
白いハナミズキはクリニックのシンボルツリーとして、すでに嘉祥苑のブログに載せました。

理事長の四季の花めぐり(113)〜ブーゲンビリア、ライラックとヒメライラック、ジャスミン、オダマキ

  • 2020.05.22 Friday
  • 11:04

          

 

  

ブーゲンビリア
熱帯性の低木で、今、真っ盛り。花の中央の三本の白い蕊に見えるのが花であり、花に見えるのは、蕾を包むような葉の変形した部分です。
上手くすると暑い時期に2~3回の開花が見られます。
大きな鉢はもう30年以上前たちます。冬は温室育ちです。
花の色も多彩です。
俵万智の短歌 (老人にとってはやや面映い感じの歌です)
ブーゲンビリアのブラウスを着て会いにゆく
花束のように抱かれてみたく
小柳ルミ子の歌った「星の砂」より(1994.12.19)
髪にかざしたブーゲンビリア
そえぬ運命(サダメ)に赤く咲く
海よ 海に流れがあるならば
届けて欲しい星の砂
鈴木真砂女の俳句
ブーゲンビリア無口となるも旅疲れ
 

  

  

ライラックとヒメライラック( ミニライラック、矮性ライラック)
1枚目は特別養護老人ホーム「百花苑」の玄関前にある白いライラック。
フランス語ではLilacリラの花といい、香りがよく、香水の原料になります。
2~4枚目は姫ライラックで、大きくならず、コンパクトで庭や花壇に植えられます。

 

  

  

ジャスミン(Jasmine)(茉莉花)
モクセイ科で強烈な芳香を放ちます。
1930年に当時、世界一高価(リッチ)な香水と言われたジャン・バトウ(Jean Patou)社の香水ジョイ(JOY)が発売されました。
1オンスにジャスミン1万本、28ダースのバラが使われたとのこと。
「風とともに去りぬ」の主演女優ヴィヴィアンリーや米国の故ケネディー大統領の夫人のジャクリーン ケネディーも愛用したと言われる香水で、今も人気があります。
 

オダマキ(苧環)
可憐で地味で上品な花です。
毎年、庭の隅でこっそりと咲いています。

理事長の四季の花めぐり(112)〜桜、柿の葉、松の芽、もみじの花実、モッコウバラ(木香薔薇)

  • 2020.05.07 Thursday
  • 12:57

サクラ(桜)三種 染井吉野、しだれ桜、八重桜
新型コロナ流行により、今年は染井吉野をゆっくり観ることなく、あっという間に散ってしまいました。少し時期遅れですが、今年の三種類の桜を掲載します。
世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平
散る桜 残る桜も 散る桜 良寛和尚(辞世の句?)

 

染井吉野(ソメイヨシノ)

  

  

 

しだれ桜
  

 

八重桜(牡丹桜)
  

 

  

 

柿の新芽
染井吉野の散る頃より、新緑の季節の先頭をきって、柿の新芽が吹き出してきます。
鮮やかな黄緑色で、太陽光を浴びキラキラ反射し、時には雨に濡れたように艶やかに輝きます。塗りたての絵の具のようです。
俳句の世界では「柿若葉」として夏の季語で詠まれます。
雨見えぬままに濡れゆく柿若葉 中塚忠則
  

 

松の新芽
このブログを始めてから、まわりの植物によく目が行く習慣ができました。
松の枝先きに伸びた新芽にも好奇心がわきのぞいてみました。
松は雌雄同株であり、伸びた芯の先は雌花で、根元の丸い突起が雄花です。
雌花の大きくなったものが、松の球果で「松笠、松ぼっくり」といわれます。
花芽はさまざまは形態を呈し、長く伸びたり、未確認物体のような異様な形のものもあります。
松の新芽をつくづく眺めたのは、今回が初めてです。
  

 

  

 

もみじの花実
もみじは秋の紅葉(コウヨウ)だけと思われますが、春の若葉の頃も美しく、花も果実もなかなか可愛いです。
もみじの実は飛行機のプロペラのような形をし、クルクル回って落下します。
子供の頃、遊ぶおもちゃの乏しい中、日が暮れるまで一日中 自然の中で遊びました。
もみじの実をヘリコプター🚁のプロペラの羽に見立てて、投げて飛ばせて競争し合いました。
一緒に遊んだ同級生もだんだん少なくなってきました。
  

 

  

 

モッコウバラ(木香薔薇)
モッコウバラが満開です。
八重咲きが多く、刺の無い薔薇です。
育てる手間はほとんどありません。
花言葉は「純潔」「あなたにふさわしい人」「幼いころの幸せな時間」
  

 

おまけ。桜にとまるアゲハチョウ🦋(揚羽蝶)
中村草田男の俳句に
万緑の中や吾子の歯生えそむる
中国の北宋時代の詩人 大安石の「万緑叢中紅一点」よりヒントを得たとのこと。
「万緑」という夏の季語の創始者は中村草田男その人。
見渡すかぎりの緑のなかで、赤ん坊に生えてきたちっちゃな白い歯がまぶしいという構図です。(清水哲夫)
新型コロナの流行がなければ、今は新緑、万緑の中でのびのびと自然浴できる季節です。

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お花が大好きな堀江理事長が、四季の移り変わりのなかで、ふと目にとまったお花や風景などを取り上げ、日常生活で感じたことなども交えてお伝えいたします。

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