理事長の四季の花めぐり(87)〜アマリリス カーネーション 麦の秋

  • 2019.06.07 Friday
  • 14:59

  

アマリリス
今年はアマリリスがたくさん咲きました。
あまり手を入れてないのに、健気に咲き誇っています。
ユリに似たとても美しく華やかな大輪の花です。
  四方(よも)に告ぐここにわれありアマリリス  小沢信男
  咲き誇るほったらかしのアマリリス  中井郁子

フランス民謡で岩佐東一郎作詞 童謡アマリリス
   1) みんなで聞こう  楽しいオルゴールを
      ラリラリラリラ  しらべはアマリリス
  3) フランスみやげ  やさしいその音色(ねいろ)よ
      ラリラリラリラ  しらべはアマリリス

 

    

カーネーション
母の日から1ヶ月近く経ちましたか、昨年と同じ場所にカーネーションが咲きました。
多年草ですが、種が落ちたのか?かなり小ぶりで栄養失調気味です。
アメリカの南北戦争🇺🇸で負傷兵を献身的にケアした母が亡くなり、娘が追悼する会を行い、母の好きだった白いカーネーションを配ったことに始まると言われています。
1914年に正式に「母の日」となったとのこと。
赤いカーネーションが母の日に贈る定番色ですが、他にピンク、濃い赤、黄色、オレンジ、青など色々の種類があります。
 

麦の秋  麦秋(むぎあき、ばくしゅう)
「麦の秋」は夏の季語です。
初夏の頃、梅雨の前の収穫間近の黄金色に色づいた麦畑です。
木々は美しい緑色に栄え、薫風が収穫前の黄色い麦畑を吹き抜ける。
そのような風も感じさせる、美しい日本の言葉です。
第二吉祥苑への回診途中の風景で、なかなか見かけなくなった景色です。
   往診といふ道があり麦の秋  川上季石
   麦秋や医者にからだをみせにいく   松本雨生
   麦秋や書架にあまりし文庫本  安住敦

 

理事長の四季の花めぐり(86)〜ウツギ ( 空木 )の花 3種類

  • 2019.05.28 Tuesday
  • 15:55

  

ウツギ(空木)
卯の花(うの花)とも呼ばれています。
クリニックの駐車場工事の際に移植したウツギの木に白い花が咲きました。
茎が中空により、空木と言われます。
旧暦4月を卯月と呼ぶのは「卯の花の咲く季節」の意であるとのこと。
和歌や俳句にもよく詠まれ、和歌では古くより、鶯や時鳥と合わせて詠まれます。
   佐々木信綱作詞の小学唱歌「夏は来ぬ」より
      卯の花のにおう垣根に 時鳥(ほととぎす)
      早もきなきて 忍の音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

 

  

紅花うつぎ(ベニバナウツギ)   マギシェン
白地に薄ピンクの色合いの花が房状に美しく咲きました。

  

梅花うつぎ(バイカウツギ)   ベルエトワール
梅の花に似た花が咲きました
一重咲きですが、八重咲きもあるそうです。

 

理事長の四季の花めぐり(85)〜「なんじゃもんじゃ」の花 アルストメリア オオツルボ

  • 2019.05.15 Wednesday
  • 14:26

      

「なんじゃもんじゃ」の花
ヒトツバタゴ( chionanthus )が本当の名前。ギリシア語でchionは雪 anthos花であり、樹木全体が真っ白な雪を冠ったような風情になることに由来すると思われます。
松阪市五主町の特別養護老人ホーム第二吉祥苑の正面入口にあります。
一目見た瞬間にアッと叫びたくなるような白さと美しさと華やかさです。
明治時代に明治神宮外苑の街路沿にあり、名前がわからないので、「何の木じゃ」と呼ばれているうちに「なんじゃもんじゃ」という名前となったと言われています。
希少種のひとつで絶滅危惧種に指定されております。
 

  

アルストロメリア(Alstromeria)   アストロメリア
別名 ユリズイセン(百合水仙)  ユメユリソウ(夢百合草)  インカの百合(lily of Incas)
クリニックの駐車場の花水木の下に今年突然咲き始めました。
南アメリカ原産でアンデス山脈の寒冷地に自生。大正15年(1926)に日本に入ってきました。
インカ帝国の遺跡 マチュピチュなど街々にはこの花の原種であふれていたと考えられます。
多彩な色の品種があります。
 

オオツルボ ( 大蔓穂 )
シラー ペルビアナ(Scilla Peruviana)で和名はオオツルボ(大蔓穂)
クリニックの駐車場に咲いています。
40年ぐらい前、東京在住中、マンションのベランダに鉢植であり、この花名はオーニソガラムとずーと思っておりました。このブログを載せるにあたり確認しましたらオーニソガラムは白い花で別の花でした。
星型の小さな青紫の花が数多くパラソル⛱のようにいっぱい広げて咲いています。
また夜空に数多の星が華やかに光り輝いているようにも見えます。

理事長の四季の花めぐり(84)〜オダマキ(苧環) スズラン(鈴蘭) ライラック(リラ)の花

  • 2019.05.09 Thursday
  • 12:26

  

オダマキ ( 苧環 )
イトクリソウ( 糸繰草 )とも言われます。やや下向きに咲くのが特徴。
  おだまきの花より美しきひとめとらむ  牧ひでを
一見清楚なたたずまい。よくみると なかなか艶っぽい花。(「増殖する俳句歳時記」より)
  苧環の花人目避け人目惹く  後藤比奈夫


伊勢物語32段の中に よみ人しらずの失恋の歌があります。
  いにしえのしずのおだまき繰り返し むかしを今になすよしもがな
静御前の歌った「しづやしづ賤(しづ)のおだまき繰り返し昔を今になすもよしもがな 義経記」の元歌と思われます。

スズラン ( 鈴蘭 )
多年生草木。ラン科でなくユリ科の山草で地下に球根があります。
何年も前に球根を植えましたが全く咲かず、消えていったものと思っていましたら、今年草叢の中から突然咲きました。感激!
周りの草を取ってやりました。
可憐な花で つつましく咲く花の姿は乙女のようにかわいいです。
  鈴蘭や葉陰に咲いて隠れがち  村上鬼城
 

  

ライラック(リラ)の花と蝶々
ライラックの花が咲いています。
写真を撮っていましたら、人懐っこい揚羽蝶が目の前で花の蜜を吸い始めました。
記念写真を撮りました。

 

理事長の四季の花めぐり(83)〜チューリップ ぼたん桜 菜の花 林檎の花

  • 2019.04.27 Saturday
  • 19:10

      

チューリップ
毎年春になりますと勝手に芽を出し咲き始めます。
しかも気楽そうにポーッと咲いています。
年ごとに 花も小さくなり、色の種類も少なくなりました。
咲き終わった後、何らかの処置が必要なのですね。

 

     

 

八重桜🌸   里桜  牡丹桜(ボタンザクラ)

染井吉野の花が咲き終わってから、2、3週後に咲き始めます。
花は大きく丸く、おっとりとし、ふんわりとして紅色を帯びています。
ピンク色の花に新緑の葉が同時に見られ、色合いが優しいです。
2枚目の写真は、花弁が地面にいっぱい散り落ちたところです。
花筏(ハナイカダ)という美しい日本語があります。これは桜の花びらが川面に散って、帯状に水面を流れ下る様子を指します。水面ではありませんが、一瞬周りが明るくピンク色で華やかさがあり思わず写真におさめました。
子供のころより、「ぼたん桜」とよび、その名前で親しんでいます。

 

 

菜の花
最近では見ることの少なくなった菜の花畑の写真です。
特養養護老人ホーム 第二吉祥苑への回診の途中で見かけました。

 

林檎(リンゴ)の花🍎
今年は同じバラ科の姫林檎とさくらんぼと林檎の花を見ることができました。
いずれも果実の収穫はゼロですが、花は可愛い可憐な花です。
学生の頃、フランスのシャンソン歌手のイベット・ジロー(Yvette Giraud) の明るく軽快に歌う「バラ色の桜んぼと白いリンゴの花 Cerisier Rose et Pommier Blanc」の歌を岩谷時子氏の訳詩でよく耳にしました。
  あの子とただ二人 石けりをしては 遊んだ懐かしい春の日
  あの子の庭先には桜がバラ色 リンゴの花びらもゆれてた
  桜の花とリンゴの花は風に吹かれて絡んで離れ
  ためらいながら口づけをする 二人でそれを見ていた  
  あの子と木に登って真似してキスした 二人がまだ15の春の日………

子供のころはもう二度と戻ってきませんが 想い出だけはいつまでも心に残っています。

理事長の四季の花めぐり(82)〜姫林檎 アイリス フリージア

  • 2019.04.21 Sunday
  • 09:31

 

姫林檎 (ヒメリンゴ )の花
 

  

アイリス  西洋あやめ
アイリスはギリシア神話の虹の神。虹のように多彩な色で咲きます。
    アイリスの四方見張って咲いてゐる  明石洋子
 

  

フリージア  浅黄水仙 (アサギスイセン )
嘉祥苑の駐車場に突然、鮮やかな黄色の花が群生して咲き始めました。
何時、誰が植えてくださったのかわかりません。
最近黄色の花🌼が増えてきたのか? 目につく機会が多いような気がします。気のせいかもしれませんが・・・

 

理事長の四季の花めぐり(81)〜梨の花 牡丹(ボタン)の花

  • 2019.04.21 Sunday
  • 09:20

  

梨の花  梨花( リカ )

梨の花が雪をかぶったように満開です。昨年は一個だけ実がなりましたが、ピンポン玉ぐらいで落下しました。
唐の詩人 白居易による玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋の詩「長恨歌」の100句目「梨花一枝春帯雨」と読み、悲しくむせび泣く楊貴妃の美しさを、春雨に濡れる梨の花になぞられました。
また北宋の蘇軾も、七言絶句「東欄の梨花」で、

雪より白いあの梨の花を思い出すと、短い人生であと何回ぐらい春の季節を迎えることができるか?「人生看得幾清明」

と歌った。
豪華な白い花ですが、悲しく切ない花とも歌われるのですね。
   青天や白き五弁の梨の花  原石鼎
さて今年は果実が何個実ることか?

 

  

牡丹(ボタン)
百花の王、百花の神とも言われ、奈良時代 聖武天皇の頃に渡来しました。
絢爛豪華な花ですが、大きな花弁が落ちる景色は人生の儚さにたとえよく詠われます。
   一辯を仕舞い忘れて夕牡丹  高浜虚子
虚子は牡丹が好き。牡丹は夕べに花弁をたたみ、朝になるとそれを展けるが、日が経つとだんだん花弁が閉まらなくなる。間もなくほろほろと花弁を落とす。この句から花の盛りを過ぎた牡丹の風情が余すところなく伝わってきて余韻が強い(稲畑汀子)
   白牡丹といふといへども紅ほのか  高浜虚子
   白牡丹萼(ガク)をあらわにくずれけり  飯田蛇笏
   花びらをひろげ疲れしおとろへに牡丹重たく萼(ガク)をはなるる  木下利玄
因みに花の直径は18cmでした。花の蕊はよく見るとなにか恐ろしく深い闇のようです。
   閻王の口や牡丹を吐かんとす  与謝蕪村

 

理事長の四季の花めぐり(80)〜バイモ(貝母) ドウダン(満天星)ツツジ アシビ(馬酔木)

  • 2019.04.17 Wednesday
  • 10:54

今回は下を向いて垂れて咲く、地味な花を三種載せました。
 

  

貝母( バイモ )   編笠百合( アミガサユリ )
ユリ科の球根多年草です。新芽が出た柿の木の下にひっそりと咲いていました。
淡緑色で笠状の花が俯き加減に咲き、気品があり、質素で地味で目立たない花です。  
貝母(バイモ)の名前の由来もよくわかりません。
   気楽とは淋しきものよ貝母咲く  小出民子
   貝母咲き庭にやさしさ生まれけり  清水芳子
   やうやくに咲きし貝母はさびしき花  森田峠
 

  

満天星(ドウダン)躑躅    灯台躑躅(トウダイツツジ)
スズランのような真っ白な花が葉に先駆して咲きます。
真っ白な花が株を覆う姿から星夜空を連想したのかもしれませんが、満天星は素敵な夢のある命名ですね。満天星をドウダン と読むのも不思議です。
秋の紅葉も素晴らしい落葉性の花木です。
   天に星地に満天星の花咲けり  折井紀衣
   満天星の花がみな鳴る夢の中  平井照敏
 

  

馬酔木(アセビ)  アシビ  アセボとも言う
万葉集にも10首ほどあり、奈良時代にはすでにありました。
有毒植物で馬が葉を食べると酔っ払った様にフラフラになることから付いた名前らしいです。
奈良公園では鹿がこの葉を食べないため、馬酔木の木が多いと言われています。
10cm程の花序を垂らして白いつぼみ状の花をつけます。
英名はJapanese Andromeda でアンドロメダはギリシャ神話に出るお姫様で、岩にはりつけられているところを英雄ペリセウスに救われます。
花言葉は犠牲、献身、あなたと二人で旅行しましょう です。
    水温む奈良はあせぼの花盛り  原石鼎
    来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり  水原秋桜子
    馬酔木咲き野のしづけさのたぐひなし  水原秋桜子
    時流れ風流れをり花馬酔木  村沢夏風
    父母に便り怠り馬酔木咲く  加倉井秋を

理事長の四季の花めぐり(79)〜桜の花

  • 2019.04.13 Saturday
  • 13:41

お待ちかねの今年の桜の花です🌸

さまざまのことおもひ出す櫻かな  松尾芭蕉
芭蕉の句と知ってから、趣きのある、何か考えさせられる味わい深い句に思えてきました。
過去のいくつかの思い出を振り返ってみると、確かに背景には桜が咲いておりました。 
今年見たいくつかの桜の写真を載せました。
 

 クリニックの玄関のしだれ桜です。
 

 第二嘉祥苑「アコラス」近くの畠田神社に続く桜並木です。 

 

 松阪自動車学校の教習コースにある桜です🚙。

 

 近所の桜です。こんもり、ふっくらと咲き毎年楽しみにしています。
 

  

自宅の桜です。大学入学記念に植えました。60年近く経った老木です。
幹の太さは、周囲ほぼ3mもあります。

理事長の四季の花めぐり(78)〜椿の花

  • 2019.04.09 Tuesday
  • 15:15

      

 

  

椿の花

赤い椿がクリスマスツリーのように咲いてます。
その根元は椿の花弁で、華やかな赤い絨毯のようです。
椿は花ごとポトリと落ちてから、花弁に分かれます。
一方、山茶花は花弁がバラバラになって落花します。
乙女椿は八重薄紅色の可愛らしい花で、花弁が沢山あります。
「落椿」は俳句でも好まれて使われる粋な季語です。
学生の頃、東京の竹芝桟橋から夜行の船で、伊豆大島に椿を見に行きました。
当時、都はるみの「アンコ椿は恋の花」の歌が流行っていました。
  赤い椿白い椿と落ちにけり  河東碧梧桐
  老いながら椿となって踊りけり 三橋鷹女
  咲くほどに冥(くら)くなりゆく椿かな 府川昭子
  花のまま落ちて椿の思案かな 秋山佳子

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お花が大好きな堀江理事長が、四季の移り変わりのなかで、ふと目にとまったお花や風景などを取り上げ、日常生活で感じたことなども交えてお伝えいたします。

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