理事長の四季の花めぐり(105)〜ウメ(梅) スイセン(水仙) ボケ(木瓜)

  • 2020.02.17 Monday
  • 09:19

  

第四地域包括支援センターの介護予防教室の終了式後、参加された方々にお礼状の葉書を出しています。今回は葉書の前書きに「立春も過ぎ・・・白梅が清楚に咲きはじめ、庭の隅では水仙が可憐な花をつけております」と書きました。
元号「令和」は万葉集の梅花歌三十二首の序の「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぐ」より引用されました。九州の太宰府にて大伴旅人(おおとものたびと)を中心に行われた歌会の席での作です。
平安時代の賢人で政治家、学者、漢詩人、貴族の菅原道真(すがわらのみちざね)が政争に敗れ太宰府に左遷され、都を偲んで詠った有名な歌
東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花
   主(あるじ)なしとて 春を忘るな (拾遺和歌集)
菅原道真の怨霊により都ではいろいろな大災が起こり、恐れた都人が天満宮を造り、今では学問の神さまとなりました。「天神さん」とも呼ばれ愛宕町にあり、梅の木もあり大きな牛の像もあり、子供の頃の大切な?遊び場でした。
自宅の老海木に今年も花がつきました。
 

    

  

スイセン(水仙)
学名はナルシサス( Narcissus ) ギリシャ神話で美少年ナルキッソスが池の水面に映る自分自身の姿に恋をして、恋焦がれて死んでしまい水仙となったという話。このことより自己愛者をナルシストnarcistといいます。
そのためか水仙の花は首を垂れたように下を向いており、腰痛がある私には花の正面からは写真の撮りにくい花です。 
黄色の水仙はクリニックの周りに咲いていました。

 

  

ボケの花(木瓜)
今年はボケの花が綺麗に咲きました。
ボケの実は瓜や花梨の実を小さくしたようで「木瓜」と書きます。
惚ける、呆けるとは関係ないとのことですが、気の毒な名前です。
寒くて花の咲かない時期に咲くので呆けた花という説もありますが真偽の程は不明です。
 

  

おまけ。家の屋根の上に大きな鳥がジーッとしており、コンパクトカメラの望遠で撮りました。ピンボケです。
図鑑などで調べましたら、アオサギの幼鳥みたいです。成鳥はスマートで首も足も細長く、首は白くなります。成鳥になって、またこの街中に戻ってきて欲しい。
この幼鳥を見たとき、一瞬ユーモラスな大鳥のハシビロコウと思いました。
ハシビロコウは日本では動物園以外にはいないとのこと。

理事長の四季の花めぐり(104)〜クスノキ(楠.樟) サザンカ(山茶花) 千両.万両、ピラカンサス、ヤツデ

  • 2020.01.31 Friday
  • 11:36

  

クスノキ(楠、樟)

愛宕町の愛宕山 龍泉寺では1月15日にどんど焼きがあり、しめ縄を燃やしにいき、初詣をしてきました。

境内の巨樹クスノキの前で、写真を撮りました。

樹木の前に立つと強力なエネルギーを浴び、まるでパワースポットの中にいるような気になります。

アニメ映画「となりのトトロ」では、主人公の妹メイが繁みのトンネルに潜り、鎮守の森の主である大きなクスノキの根元にある穴に落ち、そこで不思議な生き物「トトロ」に出会います。

クスノキは芳香があり、飛鳥時代(7世紀)は木製の仏像に使われました。中宮寺の国宝「弥勒菩薩半跏思惟像」もクスノキを使っています。奈良時代(8世紀)になるとヒノキ(檜)となりました。

Wikipediaによると、日本で一番大きなクスノキは鹿児島県にあり、幹周24.2m、樹高30m、樹齢1500年とのことです。

2枚目の写真は1月24日の初愛宕大祭りです。境内には農機具や日用品が販売され、子どもの頃は待ちに待った楽しいお祭りでした。

 

      

  

サザンカ(山茶花)

花に乏しい寒い冬の季節の中、サザンカは大いに目を楽しませてくれます。

樹木いっぱいに咲くと、1枚目の写真(クリニックの近所です)のようにまるでクリスマスツリーのように華やかになります。

赤、白、ピンクなど色々あります。

自宅のサザンカの垣根には、可愛いメジロ(目白)が花の蜜を吸いに忙しく出入りしています。メジロのあまりに素早く速い動きのため、今年の「山茶花に遊ぶ目白」の写真撮影は断念しました。ネットにはサザンカに群がるメジロの写真がたくさん掲載されていますので、ぜひご覧ください。

  江戸時代の俳人 松岡青羅の作

  山茶花や雀顔出す花の中

来年はどうしても「山茶花と目白」の写真を撮りたいと思います。

 

        

センリョウ(千両)とマンリョウ(万両)

お正月のめでたいものとして、千両、万両があります。

実が葉の上にあるのが千両。葉の陰に垂れ下がっているのが万両です。

1枚目、2枚目は万両、3枚目は千両です。黄色の千両ですが、赤色のものもあります。

他に赤い実をつけるナンテン(南天)もありますが、赤くなると実はあっという間に鳥に食べられてしまいました。

 

  

ピラカンサス

五主町にある特別養護老人ホーム 第二吉祥苑の近くで撮りました。実がいっぱいなった見事なピラカンサスの樹木の写真です。

郊外のためか、鳥が食べにこないので、クリスマスツリーのような素晴らしさ、華やかさです。

 

ヤツデ(八手)

地味な花です。見過ごしてしまいそう。

別名「天狗の羽団扇」とも言われ、子どもの頃にこの葉でよく遊んだ記憶があります。

大きな葉で魔物を追い払うとか、大きな手のような葉で人を招く「先客万来」など縁起が良く玄関先や門の近くに植えられます。

堀江クリニック近くで撮影しました。

 

 

 

理事長の四季の花めぐり(103)〜ユズリハ( ゆずり葉 ) 大王松

  • 2020.01.15 Wednesday
  • 09:00

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
今年は子年(ねずみどし)。
お正月にデイケァに出席された方に、写真の中央のねずみの置物をプレゼントいたしました。
6cmほどの小ねずみですが、とても可愛いです。
今年の年男、年女の方は108歳 96歳 84歳 72歳 60歳………となります。
今年も元気いっぱいでお過ごし下さい。
 

        

ユズリハ( ゆずり葉 )
嘉祥苑の中庭に2,3年前に植えた小さな苗木が2m近く成長しました。
ゆずり葉は新しい葉がそろってから古い葉が落ちるため、世代交代が上手くいくことにあやかり、お正月のめでたい樹木とされ、しめ縄や鏡餅に使われます。
第四包括支援センター嘉祥苑では介護予防教室として「元気ゆずりは教室」を開催しております。今年もたくさんの皆様のご参加をお願いします。
またゆずり葉を花瓶に挿し、薔薇とならべて正月のお飾りとしました。素敵でしょう!
ゆずり葉は古くからあり、万葉集にも詠われています。
弓削皇子(ゆげのみこ)が父 天武天皇の恋人の額田王(ぬかたのおおきみ)におくった歌です。
いにしへに恋ふる鳥かも弓絃葉(ゆづるは)の御井(みゐ)の上より鳴き渡り行く(万葉集111)

毎年、お正月に庭師さんより大王松をいただき飾っております。
昨年の春、花屋さんで大王松の苗木を買いもとめ育てています。
順調に育っており、そろそろ地植えのほうが良いと、庭師さんに言われています。
すごく大きく育つとのこと。長生きしなければなりませんね。
 

まだまだ冬の真っ只中。
堀江クリニックの駐車場にて、夕焼けの西の空の写真を撮りました。
落葉した黒い樹木の枝が不気味で、一層冬の寒さと寂しさを感じます。
インフルエンザも流行ってきました。ご用心ください。

理事長の四季の花めぐり(102)〜モミジ(紅葉)

  • 2019.12.22 Sunday
  • 08:45

            

「もみじがこうようする」「こうようしたもみじ」を漢字で書くと「紅葉が紅葉する」「紅葉した紅葉」となり変ですね。正解をいろいろ調べてみましたが、スッキリしませんでした。
カエデ(楓)とモミジ(紅葉)はカエデ科カエデ属で同じ仲間。しかし私たち日本人はカエデはカナダの国旗のように切れ込みの少ない天狗の団扇の様な形で、モミジは赤ちゃんの手の指のように切れ込みの強い形の葉と思って区別しています。
また山が燃えるように紅く紅葉するモミジは「イロハモミジ」といわれ、英語では特にJapanese Mapleと言われます。
カエデやモミジに限定せず、秋になると色づく樹木の葉も、すべて紅葉(こうよう)ともいわれて、スッキリしませんね。
カエデ(楓)が紅葉(こうよう)する と言うのが一番難がないかもしれません。
日本人は四季の移り変わりの中で、色彩など五感に特に繊細な感受性を持っていると思われ、言葉の使い方にも曖昧な点があり、それが日本語の素晴らしさなのでしょうか?
東京にいる頃、五代将軍 徳川綱吉の側用人の柳沢吉保の造園した六義園(りくぎえん)に400本ほどの「イロハ紅葉」の素晴らしい紅葉を見に行ったのを思い出しました。邸内の池にも映り、ライトアップした夜は特に素敵でした。
湯のやどのよるのねむりはもみぢ葉の
夢など見つつねむりけるかも 斎藤茂吉
半世紀以上まえの医学生の頃、紅葉の葉が落葉となり、風に吹かれる舞い散る晩秋の頃になると、ラジオからフランス男性歌手 イブ モンタンが歌うシャンソン「枯葉」のもの悲しい曲が必ず聴かれました。木枯しの吹く中、寒さに震えながら東京の街中を彷徨った学生時代が懐かしく思い出されます。
奥村チヨの歌う「終着駅」(昭和46年)は「落葉の舞い散る停車場は 悲しい女の吹きだまり・・・・」と歌っていましたね。

 

 

  

ウルシ(漆)
子供の頃、山に行ったらウルシに近づかないようによく言われました。子供たちがウルシにかぶれることがしばしばありました。ウルシの樹の葉も紅葉しました。

理事長の四季の花めぐり(101)〜フジバカマ ( 藤袴 )とアサギマダラ蝶

  • 2019.11.20 Wednesday
  • 15:01

  

フジバカマ(藤袴)とアサギマダラ
夕刊三重新聞様の令和元年10月16日にアサギマダラの飛来の記事が載り、その写真を撮られた多気町の濱田眞行様のご提供により、2枚の素晴らしい写真を載せさせて頂きました。ありがとうございました。
アサギマダラは“渡り蝶”と言われ、秋になると台湾や東南アジアに南下し、2000kmにもおよぶ旅をする蝶として最近話題になっています。フジバカマの蜜を好み、花に集まって来るため、フジバカマ畑も増え、蝶の飛来の報道もしばしば見られます。
 

    

 

    

 

一昨年より自宅の裏畑にもフジバカマを植え、アサギマダラの飛来を待っていますが、今年もまた残念な結果となりました。また来年に期待します。
写真のようにツマグロヒョウモンという蝶や紋白蝶は蜜を吸いに集まってきました。
この蜜の中の物質がアサギマダラ蝶の雄のフェロモンの原料になると言われています。
フジバカマは乾燥させると、芳香をはなち源氏物語でも芳香剤の一つとして取り上げています。
源氏物語の宇治十帖では薫の君(かおるのきみ)と匂宮(におうのみや)が美しい女性浮舟(うきふね)をめぐり、三角関係となりますが、薫の君は自ら自然に芳香を発する体質であり、匂宮は対抗し、香をたきしめ懸命に匂いをつけます。この香料の中に”衰えてゆく(枯れた)”藤袴の香りもありました。
また源氏物語三十帖 藤袴では光源氏の長男の夕霧(ゆうぎり)が御簾(みす)の下から薄幸の女性夕顔の娘玉鬘(たまかずら)に藤袴をさし出す場面もあります。
源氏物語の貴公子たちはフジバカマなどの香りにつよい思い入れがあったものと思われます。

黄色の菊と黄色の石蕗(ツワブキ)が重なって咲いています。

理事長の四季の花めぐり(100)〜秋桜( あきざくら ) コスモス

  • 2019.11.08 Friday
  • 16:40

          

 

ブログも100回となり、好きな花 コスモスにしました。
嘉祥苑、吉祥苑の企業内託児所も秋桜(コスモス) と名付けています。
今年は台風や大雨で庭の地生えのコスモスは、あまりパッとしませんでした。
「秋桜」で「あきざくら」と読まれていますが、昭和52 年に山口百恵チャンの歌った「秋桜」がコスモスと呼ばれ、この呼称も一般化されてきました。
この歌は嫁ぐ娘が母を思う気持ちが歌われます。
・・・・・
明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽しげにいたけれど
突然涙こぼし元気でと 何度も何度もくり返す母
ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの子供で
いさせてください ( さだまさし作詞 作曲 )
嘉祥苑の職員(50代)にこの曲を聴くと涙が止まらないという女性もおります。
だいぶ昔で曖昧な記憶ですが、コスモスを見るといつも思い出す小学生?の俳句があります。
コスモスはおとぎの国の風車
俳句のくにから花の一句(学習研究社出版1998年)より幼児 小学生の俳句です。
コスモスがゆれておどってたのしそう
コスモスをもったらわたしおよめさん
コスモスのおどる相手は秋の風
コスモスの花のさく道かえり道
コスモスの間から出る犬の顔
コスモスが大きくゆれてバス止まる
らんまんのコスモスの花母につむ
コスモスは蜜蜂たちの喫茶店
一言、コスモスの花弁は8枚なので、花びら占いは「嫌い」から始めると、最後の花弁は「好き」になりますよ。
最後の写真は4、5年前、伊勢寺町の神社の前のコスモス畑で撮ったものです。

理事長の四季の花めぐり(99)〜ムラサキシキブとコムラサキ ハツユキカズラ ハイビスカス カリン

  • 2019.10.21 Monday
  • 11:44

    

  

ムラサキシキブ( 紫式部 )   コムラサキ( 小紫 )または( コシキブ 小式部 )
もともとの名はムラサキシキミでシキミは実が沢山なるの意味でしたが、粋な紫式部という名で呼ばれるようになりました。

しかし別種で実の小さいコムラサキも一般的にムラサキシキブと混同して呼ばれています。
ムラサキシキブの葉は葉全体がギザギザ(鋸歯様)であり、コムラサキの葉は先の先端部半分だけギザギザがあります。写真のムラサキシキブは葉を見るとコムラサキでした。
コムラサキ(小紫)はコシキブ(小式部)とも言われ、この名は平安時代の女流歌人 小式部内侍(こしきぶのないし)からと言われます。

小式部内侍は和泉式部(いずみしきぶ)を母とし、この母子も紫式部もともに一条天皇の中宮で藤原道長の娘の彰子に仕えました。

また一条天皇の中宮の定子に仕えたのが清少納言(せいしょうなごん)であります。両グループは競い合い、華やかな平安文化を飾りました。
植物の名前からも日本の歴史や文化を学ぶことができます。
 

    

ハツユキカズラ( テイカカズラの園芸品種 )
いただいた寄せ植えの根元にあったハツユキカズラを地植えにしましたら、大きく広がって育ちました。もともとはテイカカズラの園芸種ですが、テイカカズラは古く日本書紀や万葉集にも見られます。
須佐之男命(すさのおのみこと)が乱暴を働き、女神の天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れ、世界が闇になった際、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で、頭にテイカカズラを飾って舞ったと言われます。
また能「定家」では後白河天皇の皇女 式子内親王(しきしないしんのう)を愛した平安時代の末期から鎌倉時代初期にかけての歌人である藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに「定家葛 テイカカズラ」に生まれ変わり、式子内親王の墓に絡みついたという伝説から演じられています。
藤原定家は「小倉百人一首」や「新古今和歌集」の編者と言われます。
 

  

ハイビスカス
この夏、小さな鉢で沢山の花をつけたハイビスカスも最後となり三色の花を同時に咲かせました。
来年はもっと大きくなり、もっと沢山の花が咲きますように!


カリン(花梨)の実
グループホーム嘉祥苑の裏にカリン(花梨)の木があります。
昨年より日当たりの面でぐっと環境が良くなり、沢山のカリンの実が成りました。秋深くなり実が熟し、鮮やかな黄色になるのが楽しみです。
 

  

おまけ  牛と山羊
特別養護老人ホーム「百花苑」に回診に行った際、草の生えた庭にて乳牛と山羊がのんびりと草を食べていました。町中ののどかな風景に思わず写真を撮りました。

理事長の四季の花めぐり(98)〜彼岸花(ヒガンバナ)or曼珠沙華(マンジュシャゲ) 薄(ススキ)

  • 2019.10.03 Thursday
  • 09:04

    

平重盛公守本尊の石柱と彼岸花 (ヒガンバナ)or曼珠沙華(マンジュシャゲ)
第四地域包括支援センター主催「介護予防〜ゆずり葉 運動教室」の修了式に出席のため、松阪市田牧町の公民館に行きました。
途中の道筋の両側には彼岸花(曼珠沙華)が咲き誇っていました。(2枚目の写真)
田牧町は「たいら」町と読むとのこと。町の皆さまにお聞きすると、この町名は平家物語の平氏に由来するとのこと。三重県は伊勢平氏のゆかりの地でもあります。
公民館の隣に太福寺(たふくじ)があり、その山門の前に「平重盛公守本尊」と刻まれた石柱があり、感激し興奮し、記念撮影をしました。
平重盛(たいらのしげもり)は平清盛の嫡男であり、父清盛に最も頼りにされていましたが、父清盛に先立って42歳の若さで亡くなりました。その後、重盛を失った平氏はアッと言う間に滅びてしまいます。そうして本格的な武士の時代に流れていきます。
「おごれる人も久しからず。唯(ただ)春の夜(よ)の夢のごとし。たけき者も遂(つひ)にはほろびぬ。偏(ひとへ)に風の前の塵(ちり)に同じ。」(平家物語)
途中、道しるべの石柱もあり、やはり彼岸花がみられました。(3枚目の写真)

 

    

赤と白の彼岸花(ヒガンバナ)  別名 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
昨年と同じ場所に咲きました。秋の彼岸(秋分の日)の前後、1週間ほど咲きます。あの世とこの世の橋渡し役をしている花かもしれません。
拡大して見ると実に不思議な形であり、妖しい雰囲気が漂う花であります。
曼珠沙華は「天上に咲く花」の意味で、天からヒラヒラと赤い花が降ってきて、おめでたいことがおこる前兆と言われています。
   曼珠沙華あつけらかんと道の端  夏目漱石
 

  

薄(ススキ)
通りかかったところにススキが風に心地よくそよいでいるのを見て、左右前後の安全を確認して、車から降り撮影をしました。
どこでも見られる風景ですが、秋晴れの下、秋風に吹かれて、ボンヤリ見ていると、心が安らぎます。
   花薄風のもつれは風が解く  福田蓼汀
 

おまけの写真
ゼフィランサス ( ピンクのタマスダレ )の写真を撮っていましたら、花の向こうに柴犬が寝そべっていました。

理事長の四季の花めぐり(97)〜ヤナギバルイラソウ カクトラノオ 秋の空

  • 2019.09.25 Wednesday
  • 09:16

  

ヤナギバルイラソウ ( 柳葉ルイラ草 )

嘉祥苑の駐車場の入口に咲いています。
宿根草で繁殖力も強く、野生化しつつあります。
一日だけ咲く一日花(いちにちばな)で毎日つぎつぎと開花します。
「伊勢花火」という名前のよく似た花があり、調べましたが別の花でした。
昨年のブログで「ノボタン 野牡丹 」の名前で掲載しましたが間違いでした。
 

  

カクトラノオ( 角虎の尾 ) ハナトラノオ(花虎の尾 )

一度植えれば毎年花をつける丈夫な花です。
 

    

 

  

秋の空

ようやく秋らしくなり澄みきった空が見られます。
移動性高気圧にて空気が澄み、すがすがしい青空が見られ、空が高くなり、巻雲、巻積雲、高積雲やいわし雲、うろこ雲、鯖雲、羊雲など色々の雲の様子が見られます。高気圧と低気圧が交互に日本を通り天気も変わりやすくなります。
江戸時代までは「男心と秋の空」と言われていましたが、明治時代になり「女心と秋の空」と言われるようになりました。広辞苑でも「女心と秋の空」が掲載されたのは1998年の第五版からでした。「男心」の方は主に男の女性に対する移り気(浮気)ですが、「女心」の方は愛情に限らず、感情の起伏による物事に対する移り気もあり、多少ニュアンスの違いがあると思われます。(女性の方には失礼!)
ヴェルディのオペラ「リゴレット」の中の「女心の歌」堀内敬三訳
   風の中の羽(はね)のように いつも変わる女心
   涙こぼし笑顔つくり うそをついてだますばかり 
   風の中の羽(はね)のように女心かわるよ  ああ変わるよ
大正時代より浅草オペラでよく歌われ、子供の頃からラジオで聞かされ、いまでもよく口にします。
   男心と秋の空は一夜にして七度変わる   狂言「墨塗 すみぬり」より
   はずかしやおれがこころと秋の空  小林一茶

理事長の四季の花めぐり(96)〜百日紅 ( ひゃくじつこう サルスベリ )

  • 2019.09.17 Tuesday
  • 11:08

    

百日紅 ( ひゃくじつこう  サルスベリ )

 

2,3年前に矮小の百日紅(サルスベリ)の鉢植を買い、地植えにしました。
ところが大きく成長し、赤紫の妙に妖艶な色の花を咲かせました。
木肌に艶があり、猿も滑って登れないとのことで「猿滑り」といわれ、また夏を代表する花期の長い(100日?)花木で百日紅と書かれます。実際は猿は簡単に登れるとのこと。
今年の夏は車窓より、沢山の綺麗な百日紅の花を見かけました。(しかし車を停車して写真を撮るのは大変危険なので、横目で見るだけでした。残念!)
  炎天の地上花あり百日紅  高浜虚子
  青天に咲きひろげけり百日紅  正岡子規
  百日紅浮世は熱きものと知りぬ  夏目漱石
  百日紅乙女の一身またたく間に  中村草田男
  散れば咲き散れば咲きして百日紅  加賀千代女


  

愛宕町の三角公園の近くで見た白い百日紅
 

  

五主町の特別養護老人ホーム第二吉祥苑の近くで見た赤い百日紅
 

松阪郵便局の近くで見たピンク色の百日紅

 

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お花が大好きな堀江理事長が、四季の移り変わりのなかで、ふと目にとまったお花や風景などを取り上げ、日常生活で感じたことなども交えてお伝えいたします。

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