理事長の四季の花めぐり(81)〜梨の花 牡丹(ボタン)の花

  • 2019.04.21 Sunday
  • 09:20

  

梨の花  梨花( リカ )

梨の花が雪をかぶったように満開です。昨年は一個だけ実がなりましたが、ピンポン玉ぐらいで落下しました。
唐の詩人 白居易による玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋の詩「長恨歌」の100句目「梨花一枝春帯雨」と読み、悲しくむせび泣く楊貴妃の美しさを、春雨に濡れる梨の花になぞられました。
また北宋の蘇軾も、七言絶句「東欄の梨花」で、

雪より白いあの梨の花を思い出すと、短い人生であと何回ぐらい春の季節を迎えることができるか?「人生看得幾清明」

と歌った。
豪華な白い花ですが、悲しく切ない花とも歌われるのですね。
   青天や白き五弁の梨の花  原石鼎
さて今年は果実が何個実ることか?

 

  

牡丹(ボタン)
百花の王、百花の神とも言われ、奈良時代 聖武天皇の頃に渡来しました。
絢爛豪華な花ですが、大きな花弁が落ちる景色は人生の儚さにたとえよく詠われます。
   一辯を仕舞い忘れて夕牡丹  高浜虚子
虚子は牡丹が好き。牡丹は夕べに花弁をたたみ、朝になるとそれを展けるが、日が経つとだんだん花弁が閉まらなくなる。間もなくほろほろと花弁を落とす。この句から花の盛りを過ぎた牡丹の風情が余すところなく伝わってきて余韻が強い(稲畑汀子)
   白牡丹といふといへども紅ほのか  高浜虚子
   白牡丹萼(ガク)をあらわにくずれけり  飯田蛇笏
   花びらをひろげ疲れしおとろへに牡丹重たく萼(ガク)をはなるる  木下利玄
因みに花の直径は18cmでした。花の蕊はよく見るとなにか恐ろしく深い闇のようです。
   閻王の口や牡丹を吐かんとす  与謝蕪村

 

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お花が大好きな堀江理事長が、四季の移り変わりのなかで、ふと目にとまったお花や風景などを取り上げ、日常生活で感じたことなども交えてお伝えいたします。

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