理事長の四季の花めぐり(88)〜6月の満月(ストロベリームーン) パセリの花 クチナシの花

  • 2019.06.18 Tuesday
  • 18:00

6月の満月はストロベリームーン(Strawberry Moon)と言われます。
夏至に一番近い満月で、今年は昨夜の6月17日に当たりました。
語源はアメリカ先住民が苺🍓の収穫期の目安時期としたとのこと。
普通の写真機に三脚を使い懸命に撮りました。月の出時間で地平線に近いと、やや赤く見えるとのことですが、10時過ぎに撮りましたので、いつもの満月ですが、ストロベリームーンと思うと気持ちは昂ぶります。
「恋を叶えてくれる月」と言われ、更に話に尾びれがつき、好きな人と一緒に見ると、更に愛が深まり結ばれる。好きな人の居ない人は、理想の恋人をできる限り具体的に思い浮かべて、一緒に見ていると想像して月を眺めると恋が成就するとのこと。
見逃した方は来年は是非ご覧ください。

 

    

パセリの花
パセリの花をはじめて見ました。
二年草で花が咲き、この秋には枯れるとのこと。
小さく地味な花で見落としてしまいそう。
撮影中に黒い虫が飛んで来ました。

 

  

クチナシ(梔子)の花
クチナシ(梔子)の花    ガーデニア
クリニックの駐車場ではクチナシの花が満開です。
近くを通ると爽やかな甘い香りが漂っており、私のような老体にはこの香りから昔の懐かしい記憶が蘇ってくるようです。
フランスの文豪マルセル・プルーストの大作「失われた時を求めて」の中で、語り手が口にしたマドレーヌの味から、幼少期の家庭の思い出が蘇る場面があり、このことから特定の匂いを嗅ぐことにより、その時の記憶や感情が蘇ることを「プルースト効果」と言われています。
またあるはずのない異臭がするという幻臭(げんしゅう) 、幻嗅(げんきゅう)という幻覚の一種があり、これは医学において大脳生理学の大きな研究分野でもあります。しかし私たちはクチナシの花という語感だけで、まわりにクチナシの香りが漂ってくる幸せな感覚に浸ることができるという大脳生理の恩恵にもあずかっています。

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お花が大好きなDr.堀江が、四季の移り変わりのなかで、ふと目にとまったお花や風景などを取り上げ、日常生活で感じたことなども交えてお伝えいたします。

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