理事長の四季の花めぐり(75)〜桜草

  • 2019.03.19 Tuesday
  • 11:36

      

   

桜草 ( primula プリムラ ) ( primrose プリムローゼ )

5月8日 津市の街中で 美しく華やかに桜草の花を店先に飾っているお店を見つけました。
店主にお願いして、写真を撮らせてもらいました。
桜草は最初に春の訪れを伝える花を言われています。
園芸用の品種も多数栽培されています。
花言葉は「青春のはじまりと終わり」であり 若さにまかせた享楽的な生活を比喩して サクラソウの道 ( primrose path )といいます。
  まのあたり天降(あも)りし蝶や桜草    芝不器男
桜草を見ていると、天使が天上から地上に湧いたように、白蝶が桜草の上に止まった。
桜草の上には果てしなく青い空が広がっている……。
桜草のようなやさしく、可憐な花を詠って、これほど広い宇宙感を感じさせる作品も少ない(野澤節子)。
店主によると、このように見事に桜草を咲かせるには結構手間がかかるとのこと。

理事長の四季の花めぐり(74)〜笠松河津桜

  • 2019.03.15 Friday
  • 14:50

  

  

笠松河津桜

松阪市五主町の特別養護老人ホーム 第二吉祥苑の近くにあり、回診時に通ります。
笠松町を流れる1000mの農業水路に沿って約300本の河津桜が今、満開です。
河津桜は早咲きの桜で、長い期間にわたり咲き、花が大きくピンク色🌸が特徴です。
( 観光三重公式サイトより )
春一番と思われる強風の中、花粉症と闘いながら撮影しました。

理事長の四季の花めぐり(73)〜獅子舞

  • 2019.03.09 Saturday
  • 14:57

  

獅子舞   今回は花ではありません。
春の訪れを告げる獅子舞の笛や太鼓の音がどこからとなく聞かれる頃です。
今日は青空のもと、獅子舞の訪問を受けました。
認知症予防のため、お獅子に頭を噛んでもらいました。

理事長の四季の花めぐり(72)〜ミツマタ (三椏の花 )

  • 2019.02.27 Wednesday
  • 14:14

    

昨年の秋に落葉後 蜂の巣やシャワーの蛇口のような蕾で冬を越し、ようやく黄色の花が咲き始めました。数年前 阪内町の山で花盛りの三椏を見て、植木屋で苗を買い求めました。
沈丁花の仲間で辺りに爽やかな芳香が漂い、この香りもブログでお届けできればと思います。
枝が3つに分枝し、その先に花が咲くことが三椏の語源と言われています(中の写真)。
うつむくように下を向きながらも、春の訪れを喜んでいるようにも見られます。
朱色のもあり赤花三叉(アカバナミツマタ)と言われます。
樹皮の強度が強くて和紙の原料として知られており、貨幣にも使われています。
万葉集にも柿本人麻呂の男女の別離の歌として三枝(サキクサ)の花名で載っております(1895)。

理事長の四季の花めぐり(71)〜クチナシ ( 梔子 )の果実

  • 2019.02.12 Tuesday
  • 09:24

クチナシ ( 梔子 )の果実

昨年の四季の花めぐり(29)でクチナシの花を紹介しましたが、今回はクチナシの果実です。
堀江クリニックの看板の下で黄色い実を見つけました。
果実が熟しても裂けたり、はじけないことより、口が無いという意味で「口無」となったという説があります。
お正月の栗きんとんの鮮やかな黄金色の着色剤、漢方薬、草木染め染料などに使用されます。

1955年の映画「旅情」女優キャサリン ヘップバーン主演。38歳の独身女性がイタリアを旅行し、美しい水の都ベニスで現地の男性と恋に落ち、燃え上がるが、最後は(理性をとりもどして?)思いとどまり、ベニス駅から汽車にて帰路につきます。その時、クチナシの花束を持った男がプラットホームに駆けつけ、去っていく汽車を追いかけ、女性も窓から手をのばすが、クチナシの花束は渡せず、無情にも汽車はホームを離れていく。涙涙涙😢 
この映画の主題歌 Summer Time in Venice 「ベニスの夏の日」 をラジオで聴き、若かった頃を懐かしく思い出し、この映画をご紹介しました。機会があればご覧ください。

理事長の四季の花めぐり(70)〜ぼけ ( 木瓜 ) の花

  • 2019.02.12 Tuesday
  • 09:20

  

ぼけ ( 木瓜 ) の花

バラ科の落葉低木植物。3月〜4月に葉より先に花をつけます。11月過ぎに咲くのは寒木瓜という。木瓜は春の季語。寒木瓜は冬の季語。
梅の花は凛として清楚であり、桜の花は華やかであるが、木瓜は地味で黙って庭の隅にこっそり咲き、自己を主張しない感じで、そこに俳人は風流さを感じ古くから詠まれている。
   木瓜咲くや漱石拙(せつ)を守るべく  夏目漱石
「拙を守もる」とは目先の利に走らず不器用でも愚直に生きることであり、漱石の生き方の信条であった。漢詩に精通する漱石が中国の文学者 陶淵明の詩「帰園田居」より 拙を守って田園に帰る(守拙帰園田)から引用したものである。
   春寒くためらいがちに木瓜の花
   陽だまりにただぼんやりと木瓜の花
   寒木瓜はぼけと言われてぼけもせず
   ぼこぼこと泡吹くようにぼけの花
かって認知症のことを 呆け( ぼけ )と言った時期があり、このように木瓜の花のおっとりした風情や認知症の呆けを意識したような歌もみられる。
最後に一句   寒ボケにピンボケ トボケ平和ボケ

理事長の四季の花めぐり(69)〜ザボン(朱欒)

  • 2019.02.05 Tuesday
  • 08:54

   

 

毎年数個生るザボンが今年はゼロ個でがっかりしていたら、葉枝に隠れていた一個を発見。
原産地は東南アジアで、ポルトガル語のZamboa  (ザンボア)に由来するとのこと。
ザボンと聞くと小学生の頃流行った「長崎のザボン売り」( 昭和23年 歌手 小畑実 )の歌を思い出す。当時は敗戦後の暗い悲惨な風土の中で異国情緒のある明るくモダンな歌に思われた。
しかし原爆に被災した長崎のご当地ソングであることも複雑な気持ちがした。
当時NHKのラジオ番組「素人のど自慢」でもよく歌われた。
  鐘が鳴る鳴るマリアの鐘が  坂の長崎ザボン売り
  銀の指輪はどなたの形見  髪に結んだリボンも可愛い
  可愛い娘  ああぁ  長崎のザボン売り    (ここで鐘一つ🔔 カーン! 司会 宮田輝アナ )
直径17cm、重量2kgであり水分少なそうで、打診でもボコボコとした音がした。
いつ食べようか? とりあえず仏さんに供えた。良い香りが漂った。
 
  朱欒割くや歓喜のごとき色と香と  石田波郷
  母へ買ふザボン月よりやや小さし  新田祐久
  文旦の皮の厚さよ母の恩  早崎明  (ザボンは冬の季語 )

理事長の四季の花めぐり(68)〜白梅

  • 2019.01.31 Thursday
  • 09:27

    

白梅 ( ハクバイ、 シラウメ )

庭の古木の白梅の木に、今年は思いがけず、沢山の蕾がつき、見事に花が咲きはじめました。人間で言えば「看取り」の状態の老木で最期の力を振りしぼったのかもしれません。
白梅は厳しい寒さや雪に耐えて春の花に先駆けて凛とした美しい花と気高い香りを放ちます。
      老梅の穢(きたな)き迄(まで)に花多し     高山虚子
虚子没年の句。白梅の古木が衰亡に向かっているにもかかわらず、かえっておびただしい花を咲かせ、生命力を発散していることへの驚きとうとましさを「 穢き迄に 」と端的に言った。(大岡信)
    白梅の古木ならざる香を放つ      稲畑汀子
    白梅の古木なれども花充てり      嘉住きよ美
    白梅の白の世界を凛として          梅田知子
    一本の白梅に意地見えにけり       城尾たか子      ( 梅は春の季語 )

理事長の四季の花めぐり(67)〜ストレリチア

  • 2019.01.28 Monday
  • 10:30

ストレリチア ( strelitzia )  極楽鳥花

嘉祥苑デイケアをご利用の方よりいただき、嘉祥苑の喫茶コーナーに飾ってあります。
学名のストレリチアは英国のジョージ3世の妃の名前です。
羽を広げた美しい鳥に見たて、英名はBird of Paradise ( 天国の鳥 ) といわれ、これにより和名は極楽鳥花となりました。
和風の庭やインテリア、切り花、生け花などに使われ、派手な花のわりに不思議に違和感がなく、また「極楽浄土に行けるように」との願いを込めても使われます。
風水ではリビングなど人のいる部屋に飾って、運気を高めると言われます。
花言葉は 気取った恋、恋の伊達者、輝かしい未来など。

理事長の四季の花めぐり(66)〜黄水仙

  • 2019.01.15 Tuesday
  • 08:34

このコーナーを始めてから、どこにいても花に目がいくようになった。
クリニックの裏出口にポツンと黄水仙が咲いていた。
白い日本水仙 ( 四季の花だより63 )にも黄色い水仙があり、黄水仙との区別は図鑑でもよくわからなかった。
しかし日本水仙は冬の季語。黄水仙は3〜4月ごろに咲き春の季語。
黄水仙の花言葉は「もう一度愛して欲しい」「私のもとへ帰って」と何か意味ありげ。

春待ちてつぼみをひらく黄水仙 下むきにけり八重のおもみに      岡 麓(おかふもと )
病院一の弱蟲患者黄水仙      石田波郷
過ぎてゆく時間刻々黄水仙   稲畑汀子
道端の垣なき庭や黄水仙      前田普羅

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お花が大好きな堀江理事長が、四季の移り変わりのなかで、ふと目にとまったお花や風景などを取り上げ、日常生活で感じたことなども交えてお伝えいたします。

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